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「飛ばない」低反発球に統一決定!矛盾抱えつつもプロ野球界が国際化
2010年07月12日 (月) | 編集 |
               鷲田康 = 文   


5年前に同じ掛け声を聞いた。

2005年にプロ野球の各球団はこぞって「低反発球」――
いわゆる「飛ばないボール」を採用した。

それまでセ・リーグで「飛ぶボール」を使っていたのは
巨人と横浜だったが、
両球団の本塁打数はこの年に激減。
チームの年間本塁打数は巨人が前年の259本から186本、
横浜も194本から143本へと減少した。
パ・リーグではロッテ以外の5球団が前年までは
「飛ぶボール」を使用。
その5チームが「低反発球」に切り替えたことで、
リーグ全体の本塁打数は920本から827本と約1割も少なくなっている。

実際にその後は各チームの本塁打数は以前に比べれば
低い水準に落ち着いている。

~年平均本塁打数が209本から174本へ激減している巨人~

あれだけ一発の印象の強い巨人でも、
2005年以降の本塁打数は186→134→191→177→182と推移。
合計870本塁打で年平均にすると174本。
2000年から2004年までの5年間の合計1049本、
年平均で209.8本塁打という数字からは、
まさに“激減”ということになる。

だが、それでもまだ球界には
「飛びすぎる」という声が引きも切らない。

理由はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や
オリンピックなどで使ってきたボールとの違いだった。

「これからの日本球界の一つの方向性として
 国際化という道があるとすれば、
 ボールをどれだけ国際試合で使っているものに近づけていくか。
 そこも一つの課題となるはずだ」

昨年のWBCを終えて、
日本代表チームの監督をつとめた巨人・原辰徳監督の総括の一つだった。

~「飛ばない」だけでなく他にも多くの違いがある国際基準~

その声を受けて動いたのが加藤良三コミッショナーだった。

「プロ野球の公式戦で使うボールを国際基準にする」

そのトップの掛け声で再び、ボール改革がなされ、
来年から1軍の公式戦ではミズノ社製のいわゆる
「飛ばない」ボールの使用が決まった。

ただ、国際化という側面から考えると、
この新球でもクリアできない問題は多く、
作り手はそこにある種のジレンマを感じざるを得ないのだという。

 一つはボールの「滑り」だ。  

~急激にボールの質を変えると選手の故障につながる~

国際試合で使うボールは表面がツルツルしていて、滑りやすい。
それが日本のボールに慣れている投手には非常に違和感となって、
慣れるのに時間がかかると言われる。

実は日本のボールは革をなめす段階でたっぷりと油を含ませて、
しっとりとした仕上げにしている。
それが独特の指に吸い付くようなしなやかさを生んでいる。

ところがメジャーで使用してるボールや、
同じミズノ社製でも五輪などで使用された中国製「ミズノ150」
というボールは、この油になじませる過程が短く、
ツルツルしたものとなっている。

要するに丁寧に作ったボールより、過程を少し省略して、
言葉は悪いが粗悪に作ったものに
合わせなければならないことになる。

ただ、このボールの滑りに関しては、
今回は見送られることになった。

現場サイドから
「急速なボールの感触の変化は、
 握りの強さやフォームに影響するため、
 故障の原因になりかねない」という声が上がっていた。
そこを配慮したものだった。

~あえてボールの品質を落とすという努力もするべき!!~

そしてもう一つはボールの均一性だった。

実はメジャーの使用球(R社製で生産地はコスタリカ)の
大きな特徴として、ボールの縫い目や、
ひどいものでは球体の形そのものが不ぞろいなものさえ
あるといわれている。

来年から採用されるボールでは、縫い目を高くして、
これまで選手から「
握った感覚が大きく感じる」といわれていた
メジャー球に近い形状をできるだけ再現することになる。
ただ、それでもあえて縫い目や形を不ぞろいにすることはできない。

「ボールの国際化とは品質を劣化させることなんでしょうか……」

あるメーカー(あえて断っておくがミズノ社ではない)
関係者の言葉だった。

技術力と独特のキメの細かさからこそ起こる
「飛ばないボール」論争。
もし国際化を一義的に意識したボール改革を断行するならば、
徹底してメジャーの使用球に近づけることも必要だろう。
あえて日本的な感覚では“粗悪品”となるボールを作ることになっても、
徹底してやらなければ意味はないような気もする。
  

【筆者プロフィール 鷲田康氏】

1957年埼玉県生まれ。
慶應義塾大学卒業後、報知新聞社入社。
およそ10年にわたり読売ジャイアンツ取材に携わった。
2003年に独立。日米を問わず野球の面白さを現場から伝え続け、
Numberほか雑誌・新聞で活躍。
著書に『僕のメジャー日記 松井秀喜』(文藝春秋)、
『ホームラン術』(文春新書)がある。

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コメント
この記事へのコメント
先日、総体県南予選で残念ながら敗退、
3年生は引退しました。
今回の大会は、チームに2人の3年生県南選抜選手がいて、
他校の選手や高校スカウト陣からも
注目を集めていました。

3年生の全員野球で敗退してしまったので、
先輩方は後悔はない・・・とは思いますが、
勇汰はとても悔やんでいました。
その先輩と3年生エースピッチャーの先輩と
もっと一緒に試合を戦いたかったようで。

勝てる試合を落としてしまい、
時間が経つにつれて悔やまれてしまい、
でも3年生の先輩方らがもっと辛い思いをしているでしょう。

勇汰も中学で野球ができるのもあと1年。
今回の先輩らと同じ思いをしないように、
目標を高く持って頑張ってもらいたいです。
先輩らと味わったあの悔しさは、
2度と繰り返してもらいたくないです。


ちなみに勇汰は2試合中1試合ショートで先発出場。
2打数2安打1四球2打点の活躍でした。
守備も難しいゴロを上手くさばき、
本人は調子良かったようでした。
2010/07/12(Mon) 14:03 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
楽しみですね。ぜひ野球小僧に記載されて欲しいなあ。まずは、日々の練習頑張って下さい。
2010/07/12(Mon) 20:10 | URL  | 一花 #-[ 編集]
一花さんの目に留まれるように、
勇汰には頑張って欲しいと思っています。
ケガをしない体作りを強化して、
まずは今週末の県南選抜新人予選大会を
1位通過し、選抜選手に選出してもらえたら・・・
というのが本人の今の目標です。

今年の夏が正念場になってくるでしょう。
2010/07/13(Tue) 10:10 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
ハードル、高くて、クネクネ曲がってますよ(笑)

楽しみしてます。
2010/07/13(Tue) 20:29 | URL  | 一花 #-[ 編集]
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