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存在感が違った長嶋さん (1)
2010年05月24日 (月) | 編集 |
読売新聞 『時代の証言者』より
~ホームラン王 王貞治(10)~

入団してまもなく、夜行列車で広島に遠征した時のことです。
列車で『起きろ!』と誰かに怒鳴られた。
目の前に長嶋(茂雄)さんが立っているんです。
寝坊した僕に、
『荷物は俺が持って行ってやる。早く服を着ろ!』
とまた怒鳴った。
長嶋さんがネクタイやシャツ、上着を差し出してくれ、
僕は寝ぼけ眼でそれを着て通路に飛び出す。
長嶋さんは後ろから僕の靴を持って追いかけてくる。

1961年(昭和36年)にアメリカのベロビーチで
初めて海外キャンプをした時も寝坊して迷惑をかけている。
長嶋さんに世話を焼かされた人は多いようですが、
世話を焼かせたのは僕ぐらいでしょう。

僕は、プロ野球の戦後は長嶋さんの登場で始まったと
思っています。


≪立教大時代に六大学で8本の通算本塁打記録を持つ
 長嶋茂雄選手は58年、巨人に入団するや打点92、
 本塁打29本で二冠に輝く。
 打率3割5厘も2位と三冠王にあと一歩と迫る活躍で
 新人王を獲得した≫

スターです。
登場するやファンの心をわしづかみにしてしまった。
1年目から結果を出すのがスターなんですね、
僕はその意味でもスターではない。
成績もみごとですが、それだけではない。
長嶋さんはグラウンドに立つだけで人気があった。
存在そのものが野球界を支える中心でした。
大洋みたいなものですね、
僕らはその周りを回っているだけなのです。

とにかくダイナミックでね、走り方からしてカモシカのようで
明るく躍動感があった。
ファンの目を意識していたと思うのですが、
それがまたファンやメディアに受けるんですよ。

バッティングは天性の対応力があった。
どんなに体勢が崩れても球をバットの芯でとらえる。
相手バッテリーが『しとめた!』と思った球をヒットにする。
その一方で、ものすごく甘い球を凡打にする。
僕らの想像を超えていました。
投手からすれば一番攻めにくい。
ここに投げれば確率的に大丈夫という攻め方が通じませんから。


≪『ON砲』と2人が呼ばれるのは、王選手が62年に
 『一本足打法』を会得、63年に長嶋選手とともに
 巨人優勝の原動力となってからだ。
 74年に引退するまで長嶋選手は本塁打王2回、
 打点王5回、首位打者6回に輝き、
 王選手とともにV9の原動力となった≫


僕は相手の失投を見逃さずに打つ。
捕手が『あっ』と言った球は必ずものにしようと考えていた。
僕の人気はホームランを打ってのものです。
立っているだけで人気のある長嶋さんとは存在感が違う。

僕は長嶋さんに対してライバル意識はありませんでした。
僕の方が年下ですしね。
その方が面白いから、周りはいろいろ言っていましたが。
でも長嶋さんは僕の中では絶対に同格にならない。
だからONがうまくいったと思うのです。


僕は本当に幸運でした。
長嶋さんと一緒に野球ができたのですから。


         (西部編集委員 伊藤哲朗氏)
 
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コメント
この記事へのコメント
この記事読みました。
私は、人間大事な物、集中したい事があるなら、ある程度他の事を捨てる事も必要かな思います。

少し焦点は、ずれますが日航の60代で現役パイロットだった人の著書に「集中力を維持するコツは、他の事を捨てること」というコメントがあり印象に残りました。

王さんも、長島さんも、大事な事以外の雑念を捨てたからこそ、偉業を成し遂げたんでしょう。この記事の王さんのコメントにある通り、それぞれ、相手の個性に追随せず、自分にないものは捨てて、自分の特徴を生かしたと言えると思います。

最近は、40代で三流投手しか打てないのに連続記録に拘り現役と記録を捨てられない選手もいますが、私はONに関しては引退も潔く、捨てる心を持った選手だったと思います。

ドラフト候補のインタビューや監督の評価を読むとき、余分な話や課題盛りだくさんの選手より、よりわかりやすくポイントを絞れている選手が好きです。ここでも捨てる心の有無があるかどうかだと思いますね。
2010/05/24(Mon) 20:56 | URL  | 一花 #-[ 編集]
立ち姿だけでもスターを感じた長嶋さん
努力の塊の王さん
これはわたしの勝手なイメージですが・・・

私、王さんの後輩(小学校)
娘も、王さんの後輩(中学校)
ちょっと自慢です(*^^)v

高校野球・プロ野球どちらも大好き
特に高校野球が好きで
娘の高校が春季大会初優勝して
それはそれは盛り上がりました

毎日楽しんで読ませていただいています。
なかなかコメントできなくて。。。
またおじゃまします。




2010/05/25(Tue) 11:07 | URL  | ひめ #-[ 編集]
ひめさん、こんにちは。
とても自慢の娘さんで華やかですね。
うちにはとうてい縁がない・・・ですv-356

ひめさんも色々と大変な時期もあったようですが、
お互い子育ての中で、子ども達からいっぱい
パワーをもらい若返っていきましょう!
子供は宝ですよね。
2010/05/26(Wed) 10:43 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
一花さん、いつもありがとうございます。
とても参考になる記事だったので、
載せました。

うちの息子も一花さんに認められる選手に
なってもらいたい、
というのが私の夢ですv-10

その前に、勇汰の1つ上の
小学校からずっと一緒に野球をしている
先輩が近々、
一花さんの目に留まる・・・
と思いますよ。
2010/05/26(Wed) 10:48 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
そうですか、楽しみですね。

ただ、私の場合、遠慮というものはないので、手厳しいですよ・・自分が納得しないと妥協しませんからね。

ひめさん、僕は熱狂的な長島信者なんですが、長島さんは、記者やファンのいない所で練習したそうです。天才と言われていますが、実は王さん同様、ものすごい練習だったそうです。NHK特集で、外で練習するとファンに見られるから、箱根の宿泊先の部屋でティー打撃を隠れてしていたそうです。ファンの前では決して苦しい練習を見せない、そこまで徹底していたファンサービス精神、それが長島さんなんです。だから、人は心酔するんです。
2010/05/26(Wed) 21:23 | URL  | 一花 #-[ 編集]
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