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究極の練習法を教えよう
2009年12月15日 (火) | 編集 |
サンケイスポーツ連載
『松井秀喜 世界一までの2486日 ~⑱~』より

~『素振り』を生活の一部に~

部屋の照明を絞ると、窓には鮮やかなマンハッタンの夜景が
浮かび上がった。
エンパイアステートビルやクライスラービルが競い合うように、
光を放っている。
  

試合を終えて帰宅した松井秀喜は、
休む間もなくジャージに着替えると、
窓を大鏡代わりにしてみずからの姿を映した。
  

褐色のマスコットバットを手にして、
球場で投手と相対するときのように慎重に構える。
おざなりではなく、
一振りずつ目的を持って振っているように見えた。
ニューヨークだけではない。
キャンプ地・タンパでも、遠征先でも、
オフに帰国したときの東京でも・・・。
素振りは、世界一までの2486日、いや、
野球を始めた少年時代からの日課だった。
  

『素振りは究極の練習です。
 想像力次第でどんな状況にも身を置ける。
 例えばまず、投手の姿を思い描く。
 球種とコースを考える。
 球の高低、内か外か。
 直球を打ちにいきカーブが来た、などの自由な設定も
 素振りでは可能。
 僕はどの球、コースでもセンターに打ち返すイメージで
 振ります』―。
  


1時間でも2時間でもバットを振っていると、
スランプで逆立つ気持ちも安らいでいった。
好調の時は少しでも長く維持しようと熱が入った。
  

意味がないのは『何も考えずただ振る』ことだと言う。  

必ず、試合での打席をイメージして振る』のが大切だと説く。  


『音も重要です。
 振りが鋭いと空気を切る音が“ビュッ”とする。
 鈍いと“ボワッ”と割れるんです。
 音の違いは(巨人時代に)長嶋監督とやっているうちに、
 分かるようになりました』―。
  

究極の練習法で肝要なのは
『本気度』と『音』だ。
ワールドシリーズMVPは偶然やまぐれではない。
『これまでどれだけ振ったのかなんて分からない』―。
日常となったバットスイングがあったからこそ、
世界の頂点に立てた。


                  構成 阿見俊輔氏
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