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頭かかえた4年前・・・成長実感『エルニーニョ打線』
2009年10月06日 (火) | 編集 |
10月5日付け サンケイスポーツ 『ノムラの考え』より
 ~3日のナイター 楽天Vs西武から~

≪特別寄稿≫

クライマックスシリーズ初進出を果たした
楽天・野村克也監督(74)が、
本紙に随時連載している評論『ノムラの考え』を特別寄稿した。
楽天はどう強くなったのか。
4年間の成長を余すところなくつづった。

<目標達成できた>  

目標にしていた「Aクラス」を達成できた。
当初、私は3年で達成したいと思っていた。
実際には4年かかった。
  
『石の上に3年 風雪5年』という。
私はこの言葉を
『3年間継続して努力し、なお2年間、風雪にさらされて
 辛抱して努力を続けなければ
 物事を成すことはできない』
という意味に理解している。
  

シーズン終盤。
相手のミスに付け込み、連打が続いてビックイニングになる-。
こんな試合が続いた。
『エルニーニョ』という言葉がひとり歩きしているようだが、
  
偶然の連打だけではない。
成長を感じることが多かった。
  

1日のソフトバンク戦がひとつの例だろう。
7回に3点を奪って逆転勝ちしたのだが、
3回に右中間本塁打を放っていた鉄平が、7回一死一塁、
  
カウント0-1からの外角球を大きく空いた三遊間へ打ち返した。
本来はA型(直球を待って変化球に対応する)の鉄平が、
2点ビハインドの走者一塁という状況、
カウントを見て、C型(打つ方向を決める)で対応した。
打つまでの『備え』ができていた。
  

『技術には限界がある』―。
これが私の考えの根本にある。
だから備える。
  
難しい注文ではなく、相手の持つ変化球に
Aでついていけないのであれば、B、C、Dを使い分けなければ
ならない。
  


楽天の選手を初めて見た4年前。
A型だらけの打線に驚いた。
プロとして高いとはいえない技術、能力に頼り
『来た球を打つ』だけでは、好投手に対応できない・・・。
頭を抱えたことを思い出した。
  


私は自分の『目』で確認しながらやってきた。
人つくりに必要なものは、まず人を見抜く目であり、
次に我慢と忍耐である。
いい場面で打てず、凡打してベントに戻る。
悔しい顔をして帰ってくる選手の『その後を見る』のである。
どうやって凡打を、自分の欠点を穴埋めするのか。
それが見える選手ならば、私も我慢して使い続けることができる。
  


今の日本を見ると、
『便利は弱い』と痛いほど感じる。
便利なものが売れて、弱いものが消えていく。
人間が育たない。
育つまで待ってくれない。
  
そんな時代、人間形成に役立つのは、
野球を始めとするスポーツだけだ。
だから私は『努力するチームをつくりたい』と
訴え続けてきた。
練習量にはまだ不満だが、方向性は示せつつある、
と感じている。
  


<負けず嫌いの血>  

『石の上に3年、風雪5年』―。
『あと1年あれば』の思いはある。
ただし、クライマックスシリーズから始まる短期決戦は、
人づくりとは無縁の勝負の舞台だ。
私の体の中には、負けず嫌いの血が流れている。
その気迫と備えで戦うつもりである。
  

             (楽天ゴールデンイーグルス監督)


【打者の対応型】

野村監督は、打席での打者の対応を以下の4タイプに
分けて分析している。

[A型] 特にヤマを張らず、直球に重点を置きながら
    変化球にも対応しようとするタイプ。

[B型] 内角球か外角球か、狙う球のコースを
    どちらかに絞り込むタイプ。

[C型] 打つ方向を、右方向か左方向かに決めるタイプ。

[D型] 直球か変化球か、球種にヤマを張るタイプ。


 【ノムラの考え】

正式には『野村の考え』。
多忙な現役、監督生活で愛息・克則(現楽天バッテリーコーチ)
との時間がとれず、
『遊園地に連れて行ってほしかった』と寂しがっていたのを聞き、
『せめて野球で生活したいと希望する息子に
 何か残してやりたい』と自らの野球理論の文章化を
思い立った。
ヤクルト監督の末期から、阪神監督時代をへて、
現在も書き続けている。
『“野村の考え”は永久に未完成。だから私はユニホームへの
 執着を捨てきれず、楽天の監督になったとも言える』と
就任時に話した。
阪神監督時代に配布した“極秘資料”が、
その後プロ・アマ問わず野球関係者に流出したこともある。
 
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