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由規の155㌔ 恩師の『貯金』
2009年01月20日 (火) | 編集 |
ヤクルトの由規は、楽しみな投手だ。
昨季最終登板となった横浜戦では、6回途中まで
完全試合を続け、2勝目。
  
目を見張るのがその球速で、155㌔をマークした。  
この数字は、球数の少ないリリーフなら驚かないが、
100球前後を投げなければいけない先発としては
球界トップクラス。
  
その秘密を探ろうと、所属した仙台東リーグ、
北六バッファローズの早坂和宏監督(46)に取材したが、
返ってきた答えは意外なものだった。
  


『運動神経のいい子ではなかったんです』―。
監督は続けた。
『4年生の時に来たんですが、
 足が遅いのを気にして、チームに入るのを嫌がったほど。
 “足を速くしてあげるから入りなさい”と言いました』―。
  

監督は、由規に足りない俊敏性などを磨くため、
徹底して下半身のトレーニングを課した。
ハシゴのような器具を置いて、様々なステップを切らせ、
ミニハードルを跳び越えさせるようなことも反復させた。
  


体力をつけた由規は6年生の後半にはエースに成長、
リトルリーグ世界選手権のロシア戦でノーヒットノーランを
達成する。
  
スピードボールの原点は、投げ込みではなく、
地道な下半身強化だった。
  


監督は言う。
『ボクは、由規が次のレベルに上がる時のために
 “野球貯金”のようなものを作って、送り出したかった。
 彼はシニアや高校でさらに、その“貯金”を増やし、
 使ったからこそ、活躍できたのかな、と思う』―。


体力に欠ける由規の欠点を補い、上のレベルで野球をするための
“貯金”を作って送り出す。
監督が目先にこだわらず、次のステップにつなげようとした姿勢が、
『155㌔』につながったような気がする。


由規の快速球は、そんな指導者の熱い思いが詰まった
“財産”でもある。


                 読売新聞 『熱視線』より
                           荒井秀一氏 
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