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育て勝つ~巨人新時代(下)~
2008年12月14日 (日) | 編集 |
プロ1年目のシーズンを終えようとしていた
左腕の古川祐樹(明大)は、
その書類にうなずくしかなかった。
『変化球の勝負球』の欄は、10点満点の『5』だった。
『決め球がないとずっと思っていた。
 それを明確に示され、改めて課題だと感じました』―。


書類とは、今季から一、二軍の若手約50人に導入した
選手評価の『カルテ』だ。
  
投手ならスタミナ、対左打者など、
野手なら長打力、俊敏性など10項目を採点。
グラフにし、コーチからの課題も示す。
  
松尾英治・育成ディレクターによると、  
『現状の課題を分かる形で示し、反省と目標を選手自身で
 考えさせることができる』―。
  


効用は幅広い。
一軍昇格の際も、首脳陣がカルテ一つで明確に特徴を
把握できる。
情報は更新、蓄積されるため、
『選手を獲得した際、同タイプの先輩のカルテを見て、
 育成方法などの参考にできる』と松尾ディレクターは話す。
  


ドラフト戦略でも新機軸を打ち出した。
球団では、谷佳知や高橋尚成ら、大学や社会人を経て
プロで活躍した12球団の選手を分析。
清武英利・球団代表は高校時代にドラフトから漏れた彼らが、
おしなべて体が小さいことに着目した。
『従来なら漏れていた選手を育てたい』と今秋ドラフト4位で
獲得したのが、1㍍72の橋本到(仙台育英高)だった。
スピード感あふれるプレーが身上の橋本もまた、
未来への大きな一手だ。
  


実践機会を大幅に増やし、ドラフトの間口を広げ、
評価を体系化した。
球団では来季1月に育成部を創設し、
より育成に軸足を置くことになる。
その中でポジションをつかむ原石たちは一握りだ。
  


選手には何が必要か。  
岡崎郁・新ニ軍監督は人気ポップスグループ・ドリカムのヒット曲、
『未来予想図Ⅱ』に例えて言う。
『選手には何年後にこうなりたいという“未来決定図”を
 持って欲しい。
 そのために何をするべきかという“未来計画図”も
 描いてもらいたい』―。
  


今季飛躍した坂本勇人の決定図は、
『3年後の打率3割、20本塁打』。
そして、免除された秋季練習に志願参加して、
誰よりも最後までバットを振っていた姿が、計画図である。


チーム、選手が一体となった『育成の巨人』を築き上げるための
挑戦は、スタートしたばかりだ。
  


          読売新聞 『育て勝つ~巨人新時代~』
                        清水暢和氏・西村海氏担当            
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