日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
清原 『右打ち』と『フォア・ザ・チーム』
2008年10月14日 (火) | 編集 |
オリックスの清原が引退した。
巨人担当時代、2000本安打と500号に立ち会う幸運に
恵まれ、清原という打者について検証したことがある。
その時、西武入団時のコーチ、土井正博氏と
PL学園高時代の監督、中村順司氏に何度か話を聞く機会が
あったが、出てきた答えが
『右打ち』と『フォア・ザ・チーム』という二つの言葉だった。
土井氏は言った。
『入団時から、右方向に打つ技術はプロもマネ出来ない
 素晴らしいものを持っていた。
 打った後、右手がグーンと伸びて、押し込んでいく。
 これは彼にとって、ものすごい宝です』―。


清原の通算本塁打は525本。
その一本一本を調べると、半数以上の272本が中堅から
右方向へのものだった。
そう言えば、引退試合での最後のヒットも右中間への二塁打だったが、
この右方向に大きな当たりを打てる技術こそ、
清原というスラッガーを特徴づけるものでもある。
中村氏は『フォア・ザ・チーム』を強調した。

『彼はチームの中で自分が何をすればいいのか、
 常に考えていた。
 (29-7で勝った)東海大山形との試合でも
 ホームランを打っていない。
 チャンスを広げる打撃をしていた。
 (清原は5打数2安打2四球)』―。
PL学園では2度の全国制覇、西部と巨人で計10度ものリーグV・・・。
打線の中心としてチーム打撃を見せなければ、決して、
この数字は残っていなかったことだろう。
目立たないが、通算四球1346個という数字は王、落合に次ぐ、
歴代3位。
つなぎの姿勢の一端を物語ってもいる。


最近の清原は、真っ向勝負のような『男気』という言葉の陰に
隠れてしまったが、実は広角の長距離砲で、
野球というスポーツで最も大切な
『フォア・ザ・チーム』を体現した選手でもある。
いつの日か、グラウンドに戻ってきた時には、
是非、この技巧と精神を後進に伝えて欲しい。


                     読売新聞 『熱視線』より
                               荒井秀一氏
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック