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書き込みへの共感 危うい
2008年07月02日 (水) | 編集 |
事件や社会問題には様々な顔があります。
読売新聞で企画された『アングル』というコーナーを
今回から何度か取り上げてみたいと思います。
この『アングル』では、各方面の識者に多角的な視点から
分析してもらい、読者の方々に考えるヒントを
提供できれば、と企画されたようです。


第一弾は、東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件。
逮捕された加藤智大容疑者(25)の心理や
事件の背景を読み解いてもらいます。


1997年に14歳の少年による神戸連続児童殺傷事件が
起きて以降、同世代の少年による凶悪事件が相次ぎ、
『酒鬼薔薇世代』と呼ばれた。
この世代だけを問題視するのは疑問だが、
若年層でストレスに対する耐性が弱まっているのは確か。
これまで個人のストレスを緩和・吸収していた地域や家族などの
共同体が崩れ、若者が『自己責任』の名の下、
優勝劣敗が露骨に表れる状況におかれている。


― 過去の凶悪事件では、ネット上で犯人を
『神』などと英雄視する書き込みが見られた。
酒鬼薔薇事件以降の傾向だが、今回は特に携帯サイトに
書き込まれた加藤容疑者の言葉が、
若者の共感を呼んでいる点は要注意だ。
まるで自分の『隣人』のような感覚でとらえている。
テレビ番組にも『書き込みは心に響くものがある』などの
投書が寄せられていた。
危うい風潮だ。


格差問題などの社会に責任を転化するような一面的な議論に
触発されて、反社会的な行動を助長してしまうことにも
つながりかねない。


― こうした風潮にどう対処すべきか。
もちろん事件の一背景である社会経済状況の改善は重要だ。
事件を機に、ようやく国が派遣労働のあり方を見直すことになったが、
これが凶悪犯の『手柄』になるようでは情けない。
本来は事件が起きる前に、政治家や官僚が手を打って
おくべき問題ではないか。



ただ、こうした事件の動機形成を一つの要因だけに
求めるのは間違いだ。
  
事件の主因はあくまでも容疑者の資質や育成史であって、
派遣労働やサブカルチャーの問題などは従因だ。
せめて主因と従因を分けて報道する必要がある。
この点で混乱している報道や評論が多かった。
冷静で科学的な分析が求められる。
  


                           宮崎哲弥氏(45)
                                  評論家   
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