日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
短所より長所を伸ばす指導方法を徹底中
2008年06月24日 (火) | 編集 |
『報知 高校野球7月号』より。
見事なセンバツ制覇も感激より“ひと安心”。
弱冠26歳の指揮官には貴重な通過点だったようです。


沖縄尚学 比嘉公也監督の手記を抜粋して紹介します。  



何十年と指導されておられる大先輩の監督さんたちに、
とにかくいろんな話を伺って、
  
僕の“引き出し”をたくさん持ちたい。  
まだまだ実践した試合数も少なく、失敗の数も足りません。
失敗を、負けを恐れずにできる部分があると思います。
  

それに高校生は“まだ高校生”なんです。  
教えることは何でも吸収できる頭の柔らかさを持っていますし、
だから野球の指導と同時に人間形成も教えなくてはならない。
野球技術とは違う分野をどう正しく導いて行くか。
その指導が一番難しいと感じています。
  
僕も大先輩から教えて頂き、吸収したい。  
一般社会に出ても通用する人間に育てる、です。  

今、選手達は“できることから”を求めています。
それができてくれば次の段階へと進んで行きます。
  
ゆっくり過ぎるとこれはまた問題ですが(笑い)。
高校野球をやれるのは2年5ヶ月しかないので。


選手の力を引き出すためにどうすればいいか。
ヘタに触るよりも、短所を直すよりも、
長所、その子の良さを
見つけて、見つけた後本人と、
『オレはこう思うけれど、お前はどう思う』と確認を取って
やっていこうと。
  
大学時代、学生コーチをやり、このとき、
同級生や下級生から『トスを上げてください』とか
『スイングを見て下さい』と自然と話しかけられました。
今は高校生が相手ですが歳も近いので、
  
“話しかけやすい監督”という立場を意識しています。  

でも怖い存在でいることも必要だと思います。
兄貴的な存在に近いような。
だからいつでも話し掛けて来てくれ、と。
監督に就任した時、みんなには
『常に扉を開けているからいつでも来い』とは言いました。
アメとムチじゃないですけれど、指導にはメリハリが必要でしょう。


監督として僕が意識して実践していることがあります。
試合中、色々な状況に直面します。
例えば攻撃の時、ここは盗塁させるとかスクイズのチャンスとか、
その“何か”を感じた時は迷わずサインを出します。
指示を出せずにやられたりすると、一番後悔するじゃないですか。
やって失敗ならまだ納得します。
これまでのゲーム中、何度も迷って指示せず、
悔やんだことが度々ありました。
だからこれを肝に銘じています。
  
自分が感じた感覚、勘を大事に、です。
感性でしょうか。
今後も多くのことを学んで、その感性を磨きたい。
試合を無駄にしない、です。


センバツ優勝は通過点だと思います。  
最終的な目標も全然分かりません。  
監督現3年生はこの夏で終わりですが、  
僕はさせて頂いている以上、
ずっと甲子園出場を目指します。
僕にはまだこれというスタンスもありません。
築き上げられていません。


これからももっと苦しい時期が必ずくるでしょう。
そんな時にどう対処できるか。
だからこそ数多くの“引き出し”を持ちたい。
技術的な引き出しも足らないし、
精神的な満足度はまだありません。
大先輩の先生方のお話を聞き、頭に残るような言葉を
今も書き留めています。
まだまだ勉強中です。
  
 
大学4年の時、現在、社会人野球・日本生命の監督をされている
杉浦正則さんのお話を聞く機会がありました。
当時は投手コーチをされていましたが、その中で、
  
『投手には10安打完封を意識させている』―と。
どんなに打たれても最終的には点をやらなければいい、
という意味だと思いますが、
強烈な印象で頭に残り、今でも選手達には言っています。


選手達には、“熱い人間”と思われたい。
どんどん吸収していこうという意識を忘れずに
このまま進むつもりです。


                 





スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
アメリカでは「How」では教えず、生徒側が「Why」で接してくるそうです。
個々の特徴を型にはめず、本人が納得した形で育てるのが自由の国らしい指導法ですね。
日本でも野村監督などは「根拠を求めろ」と言っています。
そのプレーに根拠を持たせる、これも「Why」の行動だと思います。
勿論日本の技術に特化した指導が今の日本野球の礎となっていますから、一概にこればかりが良いとは言えないのでしょうけど。
比嘉監督はうまく両方を取り入れていると思いますし、今後が楽しみですね!
2008/06/29(Sun) 11:16 | URL  | 夏海 #-[ 編集]
私は、簡単に答えを求めたり教えたりする事には疑問です。しかし、放置していると取り返しがつかない事もある。また、言葉や理屈で説明出来ない事もあります。骨董の世界などは、とにかくたくさん本物をみること。茶道の世界でも稽古中何も教えてくれません。基礎を何度も繰り返しやるだけだし、同じ事を何度も言いません。だから一度言われたら頭に叩き込まないといけないから、安易に「わかりました」とも言えない。PLは、体がクタクタになり、それからの練習が力が抜けたスイング、一方桑田投手は高校野球小僧インタビューで、自分の高校時代に土日の長時間の団体練習は止める事を進言し、個人練習を増やし自己管理で体調悪ければ休んだそうです。しかし、工藤に比べ早く引退の桑田投手は、ケガで200勝未達なのか、高校時の練習が本人の言うように量より質だったから衰えが早かったのか、いずれかは定かではないです。
2008/06/30(Mon) 20:48 | URL  | 一花 #-[ 編集]
夏海さん、いつも有難いコメントには勉強させられます!! ありがとうございます!    あの若い比嘉監督の高校野球に対しての取り組み方には感心させられます。   この夏も比嘉監督の采配に注目していきたいですね。
2008/07/01(Tue) 21:19 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
一花さん、鋭い意見ですね。納得です。   勇汰にも、色々なジャンルの一流選手を見させて、家族で感想を述べ合っています。     一流選手から少しでも学びを得て欲しいですし、プロ意識を持って練習に取り組んでいって欲しいですし・・・。
2008/07/01(Tue) 21:36 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック