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成功体験が次へのステップ
2008年05月09日 (金) | 編集 |
≪白井一幸氏が綴る知的野球論≫ 

子ども達が野球を含めたスポーツで上達するためには
どうするべきか、また継続できるかどうかは全て
  
『大好きだ』『楽しくて仕方がない』と感じることが、
何より大切だとお伝えし続けています。
  
そのために指導者がこの気持ちをどう植え付け、そして、
才能を大きく育てるか、が何より大切になってきます。
  

目先の勝利のために猛練習を課し、
敗戦や失敗に対して強い叱責を加え、指示命令ばかりを
しているようでは、『大好き』『楽しくてたまらない』という
気持ちには到底なりません。
  

大人と子供の関係では怒ったりすれば、嫌々ながらも
練習に取り組むでしょう。
しかし指導者に反抗せず、表面上は従うことによって
大人社会から逃避するケースさえもあるように思われます。
  
これでは子ども達はスポーツを好きになるどころか、
逆に嫌いになるばかりで、
子ども達の可能性や将来までも奪いかねないのです。
  
指導者は子ども達の可能性や、将来を背負っていることを
常に頭に入れながら指導しなければいけません。
  


例えば、初めてキャッチボールをする子ども達は、
まだ上手に投げることも捕ることもできません。
投げることも、捕ることも教わっていない子供同士が
キャッチボールをしているのですから、成立しないのは
当たり前ですし、お互いにボールを拾いに行ってはまた投げ、
投げては拾いに行くことを延々と繰り返すことになります。
  
その時に指導者が、
『しっかり捕れ』『しっかり投げろ』と大声を張り上げ、
揚げ句の果てには
『気合を入れろ』『ボールを怖がるな』などと脅して指導することが
本当に子ども達の技術上達に効果的な方法と
言えるのでしょうか。
  

キャッチボールができないばかりか、
不成功の繰り返しと、怒られてばかりでは楽しくありません。
  
成功体験がなくては楽しさを感じることができないのです。
初めてのキャッチボールでできるはずもないことを、
延々とやらされていたのでは、
次も野球の練習に来ようと思うはずもありません。
このような光景を目にする事はありませんか。
  


これは少年野球に限らず、家庭生活でも似たようなことが
あるのではないでしょうか。
  

『勉強しなさい』『もっと頑張りなさい』『早くしなさい』などと、
指示命令ばかりでは、子ども達が勉強を好きになるはずが
ありません。
テストの点数が悪いと、
『だから言ったでしょう』『だから駄目なのよ』
『今日から勉強しなさいよ』とテストの悪かった理由を全て
子供のせいにしていないでしょうか。
  
悪い部分を叱責するのではなく、
良かったところをひとつでも探し出してあげることが大切です。
  
テストの点数は悪くても、その中でも前回出来なかったことが
今回出来たとすれば、それは大きな成功と言えるでしょう。
成功を認めて『よく頑張ったね』『勉強の成果が出たね』と
褒めてあげれば良いのです。
そして『次はもっといい点数を取るために何をしたらいいと思う』と
問いかけてあげれば、子ども達は
『もっと勉強すればいいに決まっているよ』と自慢げに
答えるでしょう。
『そうだよね。それでは、どのくらいなら毎日勉強ができるの』
と問い掛けてあげれば、子ども達は自分なりに考えて
『30分なら頑張れるよ』と自分で時間設定をするでしょう。
こうなれば周囲が『勉強しなさい』と言わなくても、
子ども達は自ら進んで30分間は集中して頑張るようになります。


こうした成功体験が次への大きな意欲を生み出し、
その意欲が行動へとつながるのです。


                         週間ベースボール 5/19号より
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