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イチロー支えた名工引退
2008年04月24日 (木) | 編集 |
イチローの守備を支えてきた『名人』がこの春、
“現役引退”した。
『名人』とは、日米200人以上のプロ選手のグラブを作ってきた
ミズノの坪田信義さん(75)。
関係者から『名人』『マジックハンド』とも呼ばれる坪井さんは、
勤続60年の区切りと後進に道を譲るため、3月いっぱいで
退職した。
  


坪田さんが、イチローのグラブ作りを始めたのは
オリックス時代の1994年にさかのぼる。
  
『軽く、柔らかく、良く開く』という3点が基本リクエストだが、
驚くのがわずか5㍉単位で、毎年のように、
マイナーチェンジを繰り返してきたこと。
  
『守備にはものすごいこだわりがある。
 ダメなものは、ハッキリとダメとも言われます』―。
と坪田さん。
  


ミリ単位の注文を出すイチローの妥協なき姿勢も恐れ入るが、
それにピッタリ応えることができる名人の腕もすごい。
イチローはオリックスで7年連続ゴールデングラブ賞、
マリナーズでも7年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているが、
その秘密は、こんなところにも隠されている。
  


その坪田さんが、イチローを見て、最も感心するのが
道具を大切にする心だ。
  
試合中、エラーをした選手がグラブをたたいて、
道具のせいにするしぐさを見せることがある。
グラブ職人にとって、つらい瞬間でもあるが、
坪井さんは、
  
『イチロー選手は絶対にそんなことはしない』と言う。  


坪井さんは現在、大阪の自宅で選手のサインや一緒に写った写真を
整理する日々を送る。
テレビで大リーグ中継も見るが、その時、
イチローのあるシーンを注意深く見守っている。
  
『外野からベンチに戻ると、グラブを放ったりせず、
 必ず、きちんと置くんです。
 うれしいですね』―。
  


道具を大切にすれば、道具も裏切らない。
イチローの華麗な攻守が、それを教えてくれる。



                  読売新聞 『熱視線』より
                           荒井秀一氏
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