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早い始動 残した高打率
2008年04月22日 (火) | 編集 |
厳しく、甘く、そして充実している。
4月16日、ヤンキースタジアム。
午後3時40分、ジーターがゆっくりと駐車場から球場に
向かうところ、松井秀喜はロッカーからグラウンドへと向かっていた。
  
フード付きトレーナーにハーフパンツ姿。
人影まばらなグラウンドでストレッチを済ませると、
ダッシュのペースを徐々に上げていく―。


20連戦真っ只中だったヤンキース。
その日は夜中の3時半に、遠征先のタンパから帰って来た。
球場の集合時間は夕方4時。  
だから、ジーターは別に悪くない。
昨年までなら、もっと遅かったかもしれない松井は今季、
確実に始動を早めている。
  


昨年。
夏が終わる頃には、『右ひざが痛くて、走りたくなかった』―。
11月14日に手術を受け、しばらくは杖を持っていた。
  
リハビリや、慎重に段階を踏んだキャンプを乗り越えた。
今は手術が『遠い昔』。
それでも常に負担のかかる関節は、疲労具合や天候によって、
違和感が出る。

 

その日のひざの状態を確認し、強化に向けたトレーニングも
必要だ。
要は全体練習が始まる前の時間を有効利用し、
やるべき新たな準備を自分に課した。
  
そうして過酷な20連戦は、レギュラー最高打率、
3割2分3厘を残している。

 

そんな中、甘さがあっても、誰も文句は言わない。
新婚だから。
帰宅も確実に早い。  
ホームでの試合は、自宅で夫人が夜食を作ってくれる。
『でも、あまりにも早く帰って、それが普通だと思われるのも
 嫌なんだよね。
 時間がたって、「なんか最近は帰るのが遅くなった」
 って思われると嫌だから・・・』―。
幸せな矛盾。
帰宅を前に、ロッカーで微妙な時間調整をしているとすれば、
それは小さな配慮でもある。


今季1号本塁打を放った4日は、
婚姻届をニューヨーク総領事館に提出した日と重なった。
『そのボールだけは欲しい』―。
テレビ観戦していた夫人はその場でチーム関係者に
電話をかけ、回収を頼んだという。
記念ボールは自宅のリビングに置いてある。
白地の皮に書き込むメッセージをどうするか、
二人で今、考えている。

                   読売新聞 『松井秀喜 ’08』より
                                小金沢智氏
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