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直撃注目のルーキーくん(1)
2007年12月25日 (火) | 編集 |
 阪神の大学生・社会人ドラフト4巡目、黒田祐輔投手(21)
 =シャンソン化粧品。

 野球部のない同社の契約社員として、毎日20㌔の茶葉を
 運んで足腰を鍛えた異色の苦労人だ。
 空調の効かない軽自動車での通勤、
 高校生に混じっての練習・・・。
 今ドラフト最大の“隠し球”の素顔に迫った。


 ≪最速150㌔超≫
 
 静岡市内にあるシャンソン化粧品の工場。
 焙煎した茶葉の香ばしい香りが漂う中、ひと際背の高い
 黒田の姿があった。
 社会人・大学生ドラフトで指名された途端、
 『えっ?誰っ?』と会場がざわついた虎の“隠し球”。
 最速150㌔超の右腕は、多くの逆境を乗り越えてきた
 『苦労人』でした。


 ≪月給12万5千円也≫

 黒田の一日は午前9時にシャンソン化粧品に出社することから
 始まる。
 同社が原料を提供するアサヒ飲料「十六茶」の
 茶葉工場に勤務。
 ベルトコンベヤーで運ばれてくる約20㌔の茶葉の袋を
 台車に移す作業を毎日300袋もこなす。
 夏場の工場内は43度にも及ぶ過酷な労働。
 それでも黒田は
 『慣れるまで正直キツイこともありました。
  でも、ウエートのあるものを何回も運ぶので、
  良いトレーニングだと思います』―。
 まじめな勤務態度で、今年8月には自給1000円のアルバイト
 から契約社員に昇格した。
 週休2日で月給は12万5000円(年収150万円)。
 さらにボーナスが出ることを知り、飛び上がって
 喜んだという。
 ちなみに阪神とは契約金3000万円、年俸600万円でサイン。
 まさにジャンプアップだ。


 ≪野球人生の危機≫

 順風満帆の野球人生、のはずだった。
 静岡高校では甲子園に出場し、駒大に進学。
 ところが、同大に誘ってくれた恩師・太田誠前監督(61)が
 昨年1月に勇退。
 心の支えを失った黒田は同11月に退部し、
 大学も中退して静岡に戻ってきてしまった。
 『悩みました。結果も全く残せていなかったし、
  野球自体を辞めようと思ってました』―。
 実家で無気力な日々を送る中、声を掛けてくれたのが
 母校の静岡高・畑田裕視監督(50)。
 畑田監督は
 『このまま終わらせるのはもったいなかった。
  本人も「どうしてもやりたい」と言ってきました』と
 同校での練習を許可。
 この恩師の誘いがなければ阪神・黒田の誕生もなかった。

 ≪愛車は軽自動車≫

 今年1月から静岡校で練習を再開すると、同校野球部
 後援会長をシャンソン化粧品・川村修社長が務めていたことも
 あって、同社で働くことになった。
 女子バスケットボールで有名な同社だが、野球部はナシ。
 午後2時半に仕事を切り上げた後、静岡高まで約30分の
 道のりを空調の壊れた赤い軽自動車で通っていた。
 『乗っている体が大きい(1メートル90)ので
  よく笑われましたね。
  暑いんで夏は窓全開ッス』―。
 ドラフトで指名されてからは『事故でもあったら困る』という
 周囲の勧めで父・哲司さん(58)の普通セダン車を
 拝借しているんだとか。

 ≪練習も大変≫

 高校生に混じっての練習も一苦労だった。 
 裏方兼コーチとしてノックやグラウンド整備もこなしてきたが、
 『一番大変だったのは投球練習』―。
 最速150㌔超の直球で高校生がケガでもしたら大変と、
 7割程度の力で投げてきた。
 夏前にはスカウトがグラウンドに来たが、
 『本当にいつスカウトの方が足を運んでくれたのか
  分からない。
  良い意味でリラックスして投げていたのが良かったん
  ですかね』―。
 7割の投球で逆にしなやかに腕が振れたのか?
 プロの目は素材のよさ、将来性を見抜いていた。


 ≪CM出るぞ!!≫

 年内は28日の業務終了までシャンソン化粧品で働く
 予定の黒田。
 大きな“恩返しプラン”も練っている。
 それは『十六茶』のCMキャラクターになり、
 お世話になった同社に貢献すること。
 『活躍してネームバリューが出たらCMも是非やりたいと
  思います』―。
 1年間実戦から遠ざかっている不安はあるが、
 逆境を乗り越えてきた『苦労人』の黒田に焦りはない。
 支えてくれた人々への感謝の思いを胸に、
 タテジマのユニホームに袖を通す。


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