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新リーグの挑戦(中)
2007年12月14日 (金) | 編集 |
 プロ野球の大学生・社会人らのドラフト会議が開かれた
 11月19日。
 高知市中心部の飲食店街「ひろめ市場」に据え付けられた
 大型テレビから、四国アイランドリーグ・高知ファイティング
 ドックスの選手の名前が次々に流れると、広場は拍手と
 大きな歓声に包まれた。

 2005年に誕生した同リーグから、1年目には2人、
 2年目には3人がプロ入り。
 3年目の今年は、6人が指名を受けた。

 ロッテに育成枠で指名された高知の宮本裕司捕手(24)は、
 『あきらめかけていたが、地元の声援が支えになった』と、
 ファンと手を取り合った。
 摂南大(大阪)を卒業し、リーグ設立とともに入団。
 1年目にリーグMVPを獲得し、2年目は前期優勝に貢献した。
 『声がかかるとしたら今年が最後』と思っていただけに、
 笑顔がはじけた。

 球団のためにと、募金活動など支援の先頭に立った
 地元商店街新興組合の山本良喜事務局長も、
 『応援してきたかいがあった』と、
 我がことのように喜ぶ。

 野菜や米のプレゼントから、理髪店半額サービス、
 定食のご飯の大盛りまで。
 地域の人たちは、月給8~12万円で生活しながらプロを 
 目指す選手達を、自分たちができるやり方で支援する。
  

 地元球団と一緒に街づくりに乗り出す自治体も出てきた。  
 徳島県阿南市は今年5月、ナイター設備が整った球場の
 完成を機に、「野球のまち」推進を表明。
 リーグの試合を球場に誘致し、徳島インディゴソックスの
 選手と市民との交流会を開いている。
 「市民球団」感覚を根付かせ、地域の活性化も
 図ろうという作戦だ。
  

 一方、選手らも積極的に市民の中に飛び込んでいる。  
 愛媛マンダリンパイレーツや香川オリーブガイナーズは、
 下校する小学生に付き添う見守り活動を実践。
 徳島の片山正弘投手(23)は、
 出身地・阿南市の「野球大使」を引き受け、
 子供たちに野球を指導する。
  
 徳島県の佐藤勉教育長(60)は、
 『選手は、夢の実現に向かって努力する身近なモデル。
  交流は子供たちの励みになる』と強調する。
 

 リーグの観客動員数の1試合平均は、初年度1068人、
 2年目は800人台に落ち込んだが、3年目の今年は、
 1100人を記録した。
 球団側は、『地域に密着した活動で地元ファンが増え、
 入場者増につながった』(香川の小崎貴紀社長)と、
 地道な地域浸透策に手応えを感じている。
  

 だが、リーグの赤字は、初年度の約3億円から改善
 したとはいえ、依然として1億円に上る。
 しかも、4球団の拠点ごとにスポンサーとなる有力企業の
 有無などにばらつきがあり、
 経営面での格差が目立つようになってきた。
  

 1試合の観客数が563人と、リーグ半分だった高知は、
 スポンサー数も10社と4球団中、最も少ない。
 資金なんでオーナーが見つからず、一時、活動休止の危機に
 さらされた。
 今年の10月、公募でようやく、大阪市で不動産会社を
 経営する高知市出身の北古味鈴太郎さん(33)が
 引き受けたが、2年をめどに経営判断を下すと、
 厳しい姿勢を示す。

 
 リーグ最大の目標は、  
 『プロで通用する選手の育成』―。  
 それが実を結び始め、地域密着で固定客もつかみつつある。
 とはいえ、さらなる経営の安定化は、全球団にとって
 喫緊の課題だ。
  
 リーグ運営会社IBLJ(高松市)の鍵山誠社長は、
 『地域に根ざした球団の応援は、PR効果があることを
  地元企業に理解してもらいたい、
  スポンサーの獲得を進めたい』と話す。

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