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原点
2007年12月06日 (木) | 編集 |
 居合わせた部員はたったの8人だった。
 『バックスはどこだ』と聞くと『これで全部です』―。

 昭和49年、関東学院ラグビー部の監督に春口広氏が就任
 したときだ。
 当時関東大学リーグの3部最下位。
 監督自らグラウンド整備にも精を出し、少しずつ部員を増やして
 大学日本一6回という名門に育て上げた。


 いま部員150人。
 3面の芝生のグラウンドに、合宿所に入れない部員の為に、
 近くのマンションを部で借り上げる恵まれた環境が、
 『初心』をすっかり忘れさせてしまった。
 部内の大麻汚染は広がり、大麻取締法違反で起訴された
 元部員2人の他、警察の事情聴取でレギュラーを含む
 12人が吸引を認めたという。


 編集作業が終わった『ラグビー観戦ガイド』
 (サンケイスポーツなど発行)の大学選手権展望号の原稿には、
 ある選手の『突然試合ができなくなった関東学院の、
 特に4年生のためにも優勝を目指したい』との
 コメントもあった。
 そんなラガーメン同士の友情も踏みにじられた。
 情けなく、腹立たしくもある。


 選手個々の適性を鋭く見抜く春口監督の手腕は誰もが認める。
 心臓に持病を持ちながら、
 『グラウンドに立てるうちは、水まきでも草むしりでもいいから
  部に携わりたい』と
 ラグビーに生きた名伯楽が、グラウンド外の不祥事で
 去るのはしのびない。
 しかし、ここまで規律が乱れてしまっては辞任も
 致しかたない。


 学内では、一般学生から『他の部なら即刻廃部だろう』
 との声も聞かれるという。
 中途半端な処分ではなく、一端廃部するくらいの荒治療に
 でないと体質は変えられない。
 それこそ『部員8人』の原点に立ち返り、
 心身ともに強い部に生まれ変わって欲しい。

                     サンケイスポーツ『甘口辛口』
                                 今村忠氏
    
 
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