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日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
意外と“気にしない”な落合監督
2007年11月08日 (木) | 編集 |
 大胆な割りに、意外と“気にしない”のだ。
 中日の落合監督である。
 
 現役時代にこんなことがあった。
 顔なじみの記者が色紙を持ってサインを求めたが、
 それこそとりつくしまのないような無愛想さで断った。
 怒った記者が目の前で色紙を丸めて帰ってしまうと
 『試合前はサインしないって決めているんだよ』と
 慌てた顔を見せてしまう。
 『本人がダメ、と言ったらしようがない』

 あと3人で完全試合達成の山井から9回に守護神・岩瀬に
 スイッチした日本シリーズの采配に、
 賛否両論が巻き起こった。
 だが、批判の多さを気にしたのか、落合監督は交代の
 理由を『本人の申告』と後日談で明かした。
 それならもし、山井が『ダメ』と言わなければ、
 続投だったのだろうか。

 そうではないはずだ。
 監督の頭には
 『勝ち試合なら最後は岩瀬』という“決め”があったはずだ。
 
 
 89年に落合監督はノーヒットノーランの夢破れた
 巨人・斎藤にとどめを刺すサヨナラ3ランを放っている。
 8回まで中日打線を完璧に抑えていた斎藤が、
 9回に浴びた初安打から一気に崩れて
 最後はその3ランで白星すら失ってしまった。

 野球の怖さ。
 ましてや1点差のシリーズでは何が起こるか分からない。
 『監督で勝つ試合は年に1試合か2試合だが、
  負ける試合はいくらでもある』と言われる。
 ましてや山井はマメをつぶして完全な状態ではなかった。
 勝つことにこだわれば、答えは1つ。
 最も確率の高い戦略として、岩瀬投入は当然で、
 あとは他の監督では難しいその大胆采配を
 落合監督が振るうかどうかだった。


 『あそこで何食わぬ顔で抑えて帰ってきた岩瀬を
  もっと評価してもいい』と落合監督。
 確かにあの交代の瞬間、『打たれたら面白い』と
 思ったファンも多かったはずだ。
 その特殊な状況、特別な重圧を跳ね除け
 胴上げ投手となった岩瀬を思えば、
 落合監督はゴタゴタ言わず
 『あそこは岩瀬投入以外にないだろう』と
 言い切ってもらいたかった。


  サンケイスポーツ 鷲田康 『球界インサイドリポート』より
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