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バッティングチャンスで欠ける・・・二段構えの意識
2007年11月02日 (金) | 編集 |
 サンケイスポーツで日本シリーズ特別版として
 野村監督(楽天)のコラムがシリーズ中載せられていた。
 シリーズ第4戦での『ノムラの考え』より、
 参考になるお話を載せてみたいと思います。

≪目立つ打ち損じ≫  
 2対3で迎えた七回一死一塁で打者・小谷野。
 カウント0-3から直球で1-3。
 投手・平井はコントロール、特に変化球の制球に苦しみ、
 しかも四球で一、二塁にはしたくない場面だった。
 高い確率で『直球系のストライクが来る』という
 ダブルチャンス。
 小谷野もそう感じたのだろうが、外の甘いカットボール
 (直球系)を打ち損じ、二飛に倒れた。


 このシリーズ、日ハム打線にこうしたバッティングカウント
 での打ち損じが目立っている。  
 森本は執拗に苦手の内角を攻められ、待っているのに
 安打に出来ない。
  
 四回無死二塁で打席に入った鶴岡は、捕手・谷繁が
 『右に打たせたくない』と内角を続けたにもかかわらず、
 内角直球を三振した。
  
 私が監督なら『引っ張っても構わない』とサインを変えるか、
 ベンチから出て鶴岡に耳打ちする振りをする。
 それだけで、谷繁のリードに迷いが生じ、
 右に打つには打ちごろのボールがくる可能性はあった。


 直球系に狙いを定めているところに直球がくる。
 プロならば最低80点の打球を放ってほしいが、
 実際はうまくはいかない。
  
 私は首をかしげながら戻ってきた選手に
 『0.1秒喜ぶのが早いわ』と言ってきた。
 難しい直球に手を出す。
 高めにバットが下から出る・・・。
 だからこそ常に“二段構え”で備える必要がある。
  
 直球を待つだけではなく、
 『ストライクの直球だけ』
 『直球を上から(叩く)』 
 『直球を(バットの)ヘッドを立てて』
 とひとつ、注意事項を加える。
 変化球も同様である。
 右対右のスライダーなら
 『腰から曲がってくるスライダーだけ』、
 フォークなら
 『高めから落ちてくるフォークだけ』・・・。

 狙っていてもヒットにできないコースなら
 手を出さなければいい。
 ただ、こうした“二段構え”は指導者の日々の
 教育なくして、持つことはできない。
  



≪茶髪、ヒゲ・・・選手にも『責任感』を≫  
 リーグ5位の打率(.259)でありながら、
 シリーズに進出した日ハム。
 走塁を駆使し、少ない得点差での勝利を目指す戦法は、
 野球という競技の性質に合致している。
 
 しかし、昨年はうまくいったヒルマン監督が唱える
 『エンジョイ・ベースボール』が、今年は短期決戦の
 弊害となっているように思えてならない。
  

 パ6球団の中で茶髪、ヒゲが多いのは日ハム、ロッテ
 という外国人監督が率いる強豪球団である。
 たかが茶髪かもしれないが、
 選手教育というのは人間教育、社会教育を基に
 成り立っている。
  
 日頃から髪の毛ひとつうるさく言われていない選手が、
 打席の中で生まれた小さなチャンスで、二重、三重の
 構えを持つことができるだろうか。
 
 文化やモラルの違う外国人監督に、そこまでの教育を
 求めるのは酷だろう。
  
 自由(エンジョイ)の裏側にある『責任』という自覚。
 残念ながら第4戦までの日ハムの戦いには、
 選手個々がそれぞれの仕事を確実にこなす、
 という責任感は薄れて見える。


 1勝3敗になってもヒルマン監督は慌てていないかもしれない。
 この日はいわば捨てゲームで、ダルビッシュとグリンで勝てば
 第7戦まで持ち込むことが出来ると
 思っているのではないか。
 しかし、野球がメンタルなスポーツである以上、
 準備の充実なくして、いい結果は生まれにくい。
  
 昨年のシリーズやペナントレースと別のチームのような
 戦い方をしている日ハム選手を見ていると、
 改めて選手教育の大切さを実感する。
 
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