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つなぐ打線結実
2007年10月19日 (金) | 編集 |
 球団初のパ・リーグ連覇を成し遂げた日本ハム。
 課題の『ポスト小笠原』は現れなかったが、
 少ない得点を守り切る野球が、実を結んだ。
 手堅さを増した野手陣を振り返る。


 『この守備では、ダメだな』―。
 今年の春季キャンプ第一クール。
 新外国人グリーンの、ぎこちないグラブさばき、
 ステップを見た白井ヘッド兼内野守備コーチの
 第一印象だった。
 首脳陣が『3番・三塁』を期待した中距離打者に、
 実質的に失格の烙印が押された。
 懸案だった『ポスト小笠原』の不在。
 皮肉にもこれが、守備を前面に出し、少ないチャンスを
 ものにする今季のスタイルの一つの契機となった。


 三塁手で18試合出場し、併殺を一つも取れなかった
 グリーンに代わり、三塁を奪ったのが小谷野だった。
 ずんぐりむっくりの体に似合わず、動きは素早く
 球際にも強い。
 内野の連携は格段に高まった。
 田中賢、金子誠の二遊間は盤石。
 外野は森本、稲葉にチーム屈指の俊足、工藤。
 『本当に安心して見ていられる』と、
 平野外野守備走塁コーチが語る通り鉄壁だった。


 チーム失策はリーグ最少で、併殺数は12球団一の
 130個を数えた。
 ヒルマン監督の目指す『守りから入る今年の野球』は、
 最後まで揺るがなかった。


 大砲が少ない打線は、一つの出塁を大事に生かすしかない。
 田中賢がリーグ新の56犠打を記録し、
 チームはダントツの145犠打で走者を進めた。
 進塁の意識も徹底され、エンドランのサインが急増。
 一塁走者はただではアウトにならなかった。
 攻守のキーマン、田中賢は言う。
 『併殺を奪えば波に乗れるし、併殺打を打つと勢いが
  なくなる。併殺は自分にとって大きなプレーです』―。
 規定打席到達者中、併殺打が最少『1』の2番打者の
 言葉は説得力がある。


 12球団で最も本塁打が少ない『ピストル打線』だからこそ、
 機動力をふんだんに使い、点を小刻みに刻んできた。
 9月24日のソフトバンク戦。
 重盗後に内野ゴロの間の得点で1点差に迫り、
 エンドランが成功して追いついた。
 そして延長12回引き分け。
 本塁打で先行しながら勝ちきれなかった王監督は、
 『悔やしいけど、点の取り方の幅はウチよりも広い』と
 認めざるを得なかった。
 今季の日本ハム打線にとって、最大級の褒め言葉である。 
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