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開幕戦初球弾 由伸『いける!』
2007年10月03日 (水) | 編集 |
 原監督の体が、東京ドームに舞い上がり、
 巨人は5年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。

 中日、阪神との大混戦を制した指揮官は、
 シーズンの要所要所で勝負手を打ってきた。

 
 積極性と粘り強さを併せ持つ1番打者、
 今季のチーム指針であるV奪回の勝因を探った。
  

 
 シーズン開幕戦は、いつも独特の空気に包まれる。
 しかし、今年の緊張感は別格。
 何せ、打席の中で試合開始の瞬間を待つとは
 夢にも思わなかった。


 3月30日、横浜スタジアム。
 高橋由は、ある決意を固めていた。
 午後6時15分、球審の右手が上がった。


 少し時計の針を巻き戻す。
 3月15日、神宮球場。
 1番打者の固定を望んでいた原監督は  
 『心身共に頑健な男を』として高橋由を指名し、
 『あれこれと制約はつけない。スタイルは変えなくて
  いい』と告げた。
  
 実を言うと、当人、この時点では半信半疑。
 ところが、指揮官の心変わりはない。  
 プロ10年目の左打者は覚悟を決めた。
 同時に、胸の内で大きな問題が発生した。
 初球打ちが果たして許されるのか―。
 
 本来、早いカウントで積極的に仕掛けるバッター。   
『振ること』は勇気のいる行為だから、
 己の意志と連動して実際に振れたか否か、
 それを仕上がり具合の目安にしてきた。
 一方で、リードオフマンの任務が一般的に
 『粘ること』だと当然、知っている。
  

 『悩みに悩みましたよ。
  ずっと、そればっかり考えてました』―。
 本番の3日前だったか、親しい球団関係者との
 会食の席で尋ねてみた。
 『開幕戦の初球って、打ちに出ていいものかな』―
 ある人は『いいんじゃないか』と助言し、
 ある人は『待つべきでしょう』と答えた。
 『また考え込んだ。確かに、いきなり打って
  空振りやファウルならいいけど、“グシャ”って
  凡退したらチームも僕も、つまずいちゃう。
  かなり難しい判断を迫られてたんですよ』―。

 
 再び、横浜スタジアム。
 三浦の初球にバットを叩きつけると、
 打球は右中間席へ吸い込まれた。
 常識に縛られず、己の本質を貫いたのだ。
 開幕戦の、先頭打者の、初球アーチはセ・リーグ
 史上初の快挙だった。
 『あそこでホームランを打てたのが、全てだったと
  思う。悩んで、迷って、自分で決めて、
  結果的に最高の形が出た。
  “これでいける”って信じられた』―。

 初球打ちの成功率が高いだけでなく、
 フルカウントまで打ち込むケースも急増。

 『ボールを見極めなきゃっていう意識も
  強くなった。
  1番を任されて、うまく作用しましたよね』―。

 出塁率も得点圏打率も4割以上(10/1日現在)。
 文字通り、一番前に立って仲間をV奪回へ導いた。
 5年前の栄冠よりも、ずっと味わい深かった。


                 10/3 読売新聞より

 *4/9日付けのブログには、由伸選手の
  今シーズンへ賭ける想いを載せています。
  合わせてご覧下さい。 
    
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