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ベースボールセミナー(打撃編)
2007年09月03日 (月) | 編集 |
 Q)中学で軟式野球をしています。
  右打者ですが、セカンドの上をライナーで越えていく
  ような強い打球をなかなか打てません。
  どうすれば右方向にも強い打球が打てるようになりますか?
              (山口県 14歳中学生)
 

―解説・大島康徳氏
 A)これは左右の打者に共通ですが、より確実にヒットを
  打とうと思ったら、投手の足元に打ち返すのが一番です。
  それはここが一番広いヒットゾーンであり、そこに強い
  打球を打つことを考えていけば、自然にヒットの確立が
  上がるからです。
  その為には、ボールが真ん中付近に来たら、バットを
  ミートポイントにそのまま真っ直ぐに出していけば
  いいのですが、投手の投げてくるボールの高低や、
  コースによっては、多少バットに角度を付ける必要が
  あります。その角度が付いたときに、ポイントが近くに
  来て、やや遅れぎみにバットが出て行くと、
  右中間方向に打球が飛んで行きます。
  そのバットの角度を、自分で練習の時から意識して
  打っていくと、セカンドの頭上に強い打球が打てる
  ようになるはずです。
  同時に、そうやって常にセカンドの頭上に強い打球を
  打とうとする意識を持っていれば、
  体の開きを抑えられます。
  
  遠くへ飛ばす意識の強い打者は、どうしてもバットが
  遠回りして出てきます。
  そのスイングだと、体から離れたところのボールに
  対して、ポイントで力が入りません。
  すると、どうしても振り負けする。
  力がある打者なら、右中間方向にうまく打球が上がれば
  ホームランにすることもできるでしょう。
  しかし、そんな技術を持っているのは、プロでも
  限られた打者しかいません。
  そうなると、センター中心に打ち返すのが一番確実で、
  これを常に練習でも意識していくことです。
  この時に、『軽打』をしていたのではダメです。
  流してチョコンと右方向に打球を飛ばしているだけでは
  セカンドからライトの方に、強い打球は打てません。
  また、外のコースにボールが来たから、それを打ちに
  いけば、バットが勝手に角度を付けてくれるという
  ものではありません。
  その前に体が反応しているので、バットだけ角度を
  付けようと思っても、手が動きません。
  
  ですから自分で、どこまでグリップを出してきて、
  どこまでヘッドを残して打たなくてはいけないのかを、
  知っておく必要があるでしょう。
  それができずにバットを操作しても、ボールをこすって
  しまって余計に強い打球は打てなくなってしまいます。 
  
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