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日々、積み重ねる小さなこだわり
2007年06月30日 (土) | 編集 |
 イチローといえば記録だ。
 その数字を見ていただけの今までは、本当の凄さは
 分からなかった。
 実際に現場でイチローを見て、数字を裏付ける『行動』こそ
 真の凄さだと感じた。

 例えばイチローは、スパイクを2日に1足のペースで
 替える
という。
 メーカー担当者に聞いて驚いた。
 『軽さには相当なこだわりを持っています。
  あれでよく走れるな、と思うほど』―。

 重量は260㌘。極限まで軽くする為、形崩れを防ぐために
 靴の周りを覆っている『コバ』をなくしたという。
 極端に言えば、ふにゃふにゃだ。
 右に重心をかければスパイクも変形する。
 まるで“足袋”のよう。
 だから消耗も早いという。
  
 販売すれば、1足10万円以上というスパイクは、
 2日でダメになる。
 このこだわりが、6年連続30盗塁という数字の裏にある。


 また、インターリーグ中、9番に投手が入る
 ナ・リーグ野球について問われた時こう言った。

 『投手の打席は、できる限り見ないようにしています。
  バッティングが下手ですから。
  下手なものは見たくない。
  自分に影響する可能性がありますから。
  それは避けないと』―。
  
 視界に入れるものにさえこだわる。  
 思わず絶句した。


 取材でも同様だ。  
 質問を真剣に聞き、数秒考えて答える。
 勉強不足や、自分のことをよく知らないと思われる
 質問は拒否する。

 ある時、2安打した試合があった。
 投手のベストピッチを体の反応で打った。
 記者は、
 『イチローさんの中で状態がいいと言えるのでは』
 と聞いた。
 『勝手に(判断)してください』―。
 イチローを知っていればその程度で好調とは言わない
 ということだった。
  
 中日の落合監督を思い出した。
 洞察を積み重ねた質問にしか答えない。
 取材者にもプロを求める姿勢が共通していた。


 
 日々、積み重ねる小さなこだわり。
 知れば、知るほどイチローが残す数字の偉大さが分かる。


 ~ニッカンスポーツ 6/28日付け 
            『鈴木忠平のシアトルの風』より~   
 
 
 
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