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独立リーグの挑戦
2007年06月02日 (土) | 編集 |
 日本初の独立リーグは3年目に入りました。
 四国アイランドリーグ。
 1人でも多くセ・パ両リーグで活躍できる選手を育成、
 目指しているが、選手は育っていても経営面では
 厳しい状況に直面しています。
  
 
 去年12球団によるドラフト会議。
 四国アイランドリーグからは2人の選手が指名を受けました。
 これまでにアイランドリーグは、巨人やロッテなど
 5つの球団に5人の選手を送り込んでいます。
 セ・パ12球団にチャレンジの場を提供したいと
 発足した、四国アイランドリーグ。
  

 今、抱える最大の課題は、経営をいかに安定させるか
 ということ。
 去年の観客数は1試合平均806人。
 最低ラインの1500人を大きく下回る
 1億5千万円の赤字を計上しました。

 リーグの社長鍵山誠氏は、四国という小さな舞台では
 集客にも限界があると感じている。
 人口400万人しかいないマーケットでやっている以上、
 どうやってハンドリングしていくか、
 今そこに頭を悩ませている。

 3年目の今年、徹底した支出の削減に取り組んでいる。
 愛媛マンダリンパイレーツの本拠地『坊ちゃんスタジアム』
 (松山市)。
 これまでホームゲームの2/3を開催してきました。
 しかし、球場の使用料は最高で40万円ほど。
 大きな負担になっていました。

 そこで、目をつけたのが圏内の地方球場です。
 広さや設備など、条件を満たす球場は11ヶ所。
 中にはわずか1万円で使用できる所もあります。
 今年7割ほどの試合を、こうした地方球場で
 行うことにしました。

 更に球団は、少しでも人件費を抑えようと努力しています。
 球団職員の鶴原琢哉さんは各地を回り、試合の運営に必要な
 ボランティアのスタッフを集めています。
 地元の青年団や市役所、小中学校など、2週間で50件を周り、
 協力を依頼してきました。
 5月5日、県南部宇和島市内で開かれた試合。
 (宇和島市営九山球場)
 80人を超えるボランティアスタッフが集まりました。
 施設が古い地方球場は、スコアボードの得点表示も
 全て手動です。
 地元中学校、野球部員が担当しました。
 この日の運営費は、松山市で開かれる試合に比べ
 およそ1/40に抑えることが出来ました。

 『お金の無い中で、どう工夫するかということが
  大事なことで、そこを意識しながら こういうことを
  ひとつずつ続けていくだけだね』―。
 愛媛マンダリンパイレーツ・鶴原琢哉さんは言う。
  

 ぎりぎりの経営努力を続けながらアイランドリーグは
 更なるレベルアップを図っています。
  
 去年から本格的に始めたのが、セ・パ両リーグとの
 交流戦です。
  
 交流戦には、セ・パ両リーグのスカウトが訪れるようになり、
 活躍が認められ入団した選手もいます。

 『去年度は体力も出来てないし、点が入るような感じが
  無かったが、毎年やっているとバットもよく振れてきてるし
  守りもすごくうまくなってきてますね』―。
 中日スカウト・鳥谷金二氏は答えていた。

 月に1回のペースで開かれる交流戦。
 これまでにセ・パ7球団と対戦し、成績はほぼ互角。
 1試合の平均観客数は2200人。
 レギュラーシーズンの2倍以上と集客にもつながりました。
 レベルの向上を図り、ブランド力を高めることは
 経営面でも大きなメリットがあるとリーグは考えています。
  
 四国アイランドリーグ・鍵山誠社長は、
 『野球の質という部分においては、マーケットが大きくても
  小さくても、やり方次第である一定のレベルが保てるので
  どう四国リーグの価値を高めていくか、ということが
  実際やらなければならない重要な仕事だと
  思っています』―。
  

 確実にリーグとしての実力は高まってはいても、
 経営の安定という面では非常に難しい局面だということだが、
 設立当時からセ・パ12球団に選手を送り込んだ、
 という目標があったので、その意味で12球団に
 5人が入ったという事は成功と言ってもいいと思います。  
 ただ、やはり経営面に結びつかないのは悩みだと思いますが
 愛媛のチームの場合、松山以外での地方都市での開催を
 増やしたり、地元出身の選手を積極的に球団に入れる、
 という事で、もう一度地元との関係というものを見直して、
 密着の方向に行っているのではないでしょうか。
  

 独立リーグにとって、技術面を向上させ、そして同時に
 地域に長らく支持してもらえるように
 ならなくてはならない。
 ただ、それには課題を抱えているとも言える。
  

 人気選手が生まれた場合、おそらくセ・パ12球団に
 ドラフトされて移籍してしまう。
 そうなると、人気があった選手が居なくなってしまう。
 そして観客動員の面でも、それで影響が出てしまう。
  

 選手の育成と地域密着、人気の定着。
 これをどう図るか―。
  
 これはなかなか矛盾しているので、難しいとは思いますが
 この両輪をうまく回していくのが、独立リーグの
 成功のポイントになるのではないでしょうか。
  

 どんどんいいプレーが出ていくごとに、魅力も増していく
 ということで、選手達にも新たなプロ野球で活躍する場が
 得られたということで、独立リーグが出来ることによって
 ドラフトのあり方なども変わってくるのではないだろうか。


 だが、独立リーグの選手がセ・パ12球団のプロに行く
 ためにはドラフトが必要で、その後は非常に門が狭いという
 ことで、実際面で影響力を持つかどうかは
 まだまだ難しい問題になりそうだ。

 ただし、今までのドラフトは選手にとってみれば
 非常に入り口が狭い。
 そこに、やはり不正なドラフト、スカウト活動が生まれる。
 素地があったと思うが、こうした独立リーグが増えていくと
 セ・パ12球団にとってみれば、選手を選べる機会が
 増えるということで、健全な選手のスカウト活動の
 一環になっていくのでは、という期待はあります。
  

 ドラフト以外で選手達がプロへ行ける道しるべとは
 今後提案として考えていきたいのがポスティング。


 昨年大リーグに松坂大輔投手が移籍するにあたって
 ポスティングという言葉が非常に日本でも理解されたが、
 独立リーグの選手を獲得する場合、
 セ・パ12球団は、ポスティングによって
 交渉料を球団に払う、というようなことを行っていけば、
 経営面でも独立リーグは助かると思うし、
 セ・パ12球団にとっても新たな人材の供給源が
 確保できるということで、マイナスにはならないと思います。
  

 独立リーグで地域のスターになる若い時期、
 一定の期間野球に没頭する環境がある、ということでも
 ひとつの成功、ゴールになると思います。
  

 また、地域にとっては地元の野球チームができて
 それを応援していく“自分のチーム”として育てていく、
 そして優秀な選手はセ・パ12球団に送り出すなど、
 そういったイイ関係が築けていけば、
 独立リーグ存在価値が高まっていくのではないでしょうか。

 
 
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