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最強スラッガー 豪打の真実
2007年04月25日 (水) | 編集 |
 4番、それは限られたバットマンだけが立つ事が許される。
 チームの顔、球界の顔―。
 期待と重圧が渦まくその場所で、男達は幾多の伝説を
 作り上げてきた。
 そして今、ひとりの若き4番、球界に旋風を巻き起こそうと
 している。
 
 横浜ベイスターズ 村田修一。  
 26歳 現役球界最年少 4番バッターである。

 昨シーズン34HR 114打点で日本人トップをマーク。
 最強スラッガーの本能が 一気に覚醒した!
 ひとは彼をこう言う。  “男 村田” ―。

 その姿はまさに豪放磊落(ごうほうらいらく)!!

 だが、その豪快さの裏側には、衝撃的な真実が隠されていた。
 この男の全貌を今、解き明かそう―。


 開幕10戦目となる4月14日、対ヤクルト戦。
 村田はプロ5年目にして通算100HRを達成した。
 今やセ・リーグを代表するスラッガーとして
 その地位を不動のものにしている村田だが、
 その裏には、ある男との運命的な出会いがあった
 『あいつと対戦していなかったら、まだピッチャーを
  していたかもしれない―。』
  

 話は高校時代にさかのぼる。
 当時村田は、東福岡高校のエースピッチャーとして
 2度甲子園の舞台に立った。
 だが、ひとりの男の存在が、村田の人生を大きく変えた。  
 『上には上が居るんだな、と思った。
  ピッチャーでやるんだったら、松坂には勝てないな、と』

 そう、その男こそ・・・横浜高校 松坂大輔。
 春夏連覇を成し遂げた、同世代の怪物である。

 二人の対戦が実現したのは98年センバツ大会3回戦。
 そこで村田が見たものは、あまりにも衝撃的なものだった。
 目の前で繰り広げられる快刀乱麻。
 連続三振を含むノーヒットに封じ込まれる。
 一方、ピッチャーとしての村田は中盤、横浜高校打線に
 つかまり、3失点。
 怪物 松坂の前に13三振、完封。
 成すすべも無く破れ去った。

 この時村田は、ピッチャーとしての野球人生を捨て、
 バッターへの転身を決意する。
  

 その後、日本大学へと進学し、悔しさをバネに
 スラッガーとして開花する。
 日本学生選抜として世界選手権では日の丸を背負った。

 2003年、ベイスターズ入団。
 初年度から25HRを放つと、若き大砲として次第に成長を
 遂げていった。
 
 そして2006年、ある目標が芽生える。
 “4番 村田”―。
 打線の顔、4番バッターへの並々ならぬ欲。
 当時、横浜は主砲タイロン・ウッズが移籍し、新たな
 4番打者が必要とされていた。
 それまで7番を打つことが多かった村田だが、
 4番昇格への期待と注目が集まっていく。
 
 そんな中、5月19日対西武戦。
 村田は自らの野球人生を変えた あの怪物と
 再び合い塗れる。
 
 この時、松坂から放ったバッター村田の豪快なる一打!  
 それは高校時代、怪物を前に手も足も出せなかった男が
 その呪縛から解き放たれた瞬間でもあった。
  
 『ずっと目標としてきたひとりだったので、
  今になって打者に変わって良かったと思いました』
 4番の座獲得へ大きな自信とつながる一打になった。
 しかし、そのわずか1週間後、事件は起きた。

 5月25日、対ソフトバンク戦。
 この日村田はまさかのスタメン落ち。
 チームトップの14HRを記録していたにもかかわらず。
 だが、これには当時の指揮官の大きな狙いがあった。
 『ホームランが増えてくると、ホームランを打つような
  バッティングになる。ここぞ、という所で弱いと、
  周りの選手達、チームの期待、信頼感というのが
  なくなるので』―。(元監督 牛島和彦氏)
 当時、村田も
 『スタメン落ちした事で、外側から野球を見る事が出来て
  ためになった。』と話している。
 
 『スタメンを外れる悔しさを知って欲しい。
  外して冷静に見ろ!』と 監督も
 4番への期待が高いからこそ、中途半端な状態で座らせる
 わけにはいかなかったのだ。
 
 そして彼にとって運命の時が訪れる。

 6月1日、対ソフトバンク戦。
 遂に訪れた“4番 田村の初打席”―。
 それはランナーを塁に置いて巡ってきた。
 みごと、先制タイムリーツーベース!
 記念すべき4番初打席で、きっちりと仕事を果たす。
  
 
 『短期間でスタメン外れて4番になっていった・・・という
  色々な想いが凝縮されていったようだ。
  与える、という事は好きではない、
  自分で(4番を)勝ち取って欲しかった
』―。
 牛島氏は、その時の心境をこう振り返っていた。

  
 その後も結果を残し続けた村田。
 ホームラン、打点はリーグ日本人トップ。
 チャンスに強い打撃も見せた。
 2006年6月1日以降、現在に至るまで
 4番として全試合出場。
 一度も明け渡していない。
 ―引退するまで4番で打ちたい!4番の座を渡さない!―
 こうして誕生した『不動の4番』村田修一。  
 
 更に相手ピッチャーから厳しいマークにあうのが4番の宿命。
 そこにも ある ひとつの結論を見出していた。
 “ファーストスイング”―。
 最初の一振りで相手を打ち砕く!!
 まさに“一撃必殺”―。
  
 『一打席に(いい球は)1球あるかないか、その1球を
  いかに打つかという事を考えています』

 狙ったコースに来るまでは、決して手を出さない。
 そこに甘い球が来た瞬間、迷わずフルスイング!!
 決して簡単には攻めてこないからこその
 4番村田の思考回路。
  
 
 昨シーズンのファーストスイング成績を見てみると
 打率.352 長打率.725 HR18
 打率ではトータルを大きく上回る。
 長打率に至っては7割を超える成績を残すなど
 いかにファーストスイングで仕留めてきたかが見て取れる。

 4番としての使命を果たす為、1打席に1球あるかないか
 という一瞬に勝負を賭けていたのだ。
 “一振りで仕留める!!”
  

 では、いかにして たった一振りで結果を残せたのか。
 そこには豪快さとは相反した知られざる秘密があった。  

 試合前の村田の日課。
 対戦相手のピッチャーの観察をすること。
 この姿勢をチームのスコアラー川端一彰氏は
 『一人で残ってビデオ(映像)を見たり
  相手投手を何回も見てイメージする。
  そういう所は繊細ですよね、意外と

 打席に1球あるかないかの世界で、彼は緻密なデーター分析
 の元、一撃必殺の勝負に挑んでいた

 更に緻密な野球を追及する男のこだわりは こんな所にも。
 『マウスピースをすることで、リラックスして力が出せる。
  毎日毎打席同じ噛み合わせで同じ打席に入れる

 去年から使用し始めたマウスピース。
 プロ野球で使っている選手は決して多くは無い。
 『同じように同じ気持ちで打席に入れば
  同じような結果が着いてくる

 4番として安定した成績が求められるが故の工夫が
 そこにはあった。
  

 また、構えにも村田ならではの こだわりがある。
 打席での構えは、ピッチャーに対して平行に立つことで
 好成績を維持することができる。
 バッターボックスでライトポールへ自分の姿勢を合わせる事で
 どんな状況でも変わらぬ構えを作りあげていた。
  
 
 『同じように同じ気持ちで打席に入れれば
  同じような結果が着いてくるし、
  マウスピースも同じ噛み合わせで打席に入りたいし
  構えた時に姿勢を伸ばして真っ直ぐ立つのも
  必ずそこにライトポールがあって、それを目印に
  そういう同じ気持ちで打席に入りたい』―。
 全ては4番としての仕事を果たす為。
  
 
 豪快とは相反する緻密な分析と、常に安定したスイングを
 行うための意識。
  
 これぞ“一撃必殺”のファーストスイングに隠された真実。
 
 そして2007年、男は更なる進化を遂げていた。

 4月10日、対ヤクルト戦。
 1点を追いかける5回1アウトランナー1・2塁で
 村田に打順が回ってくる。
 一撃必殺のファーストスイングで空を切る。
 一端打席を外し、再び打席へ。
 そして あることを呟く。
 “抑えて・・・抑えて・・・”
 気持ちを抑えて打席に臨んだ。
 放物線は大きな甲を描き、チームを勝利へと導く。
 プロ通算100号ホームラン。
 空振りをした自分を冷静に判断し、一発狙いではなく
 コンパクトなスイングへと切り替えたからこその一撃!
 それは記録達成と同時に4番としての更なる進化の証だった。


 『考えることは考えて、しっかり準備して野球はやりたい!』
 
 “とりあえず、何でもいいから俺に繋げ!
  という時が来て欲しい。
  何とかしてやるから!!”―。

 豪快にして緻密。
 二つの要素を兼ね備えた“男 村田修一”―。
 4番伝説、幕を開けたばかりだ!!

    生涯 4番  村田修一!! 
 
 

   
 

 

 
 

 

 

 
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コメント
この記事へのコメント
知りませんでした・・・
ご無沙汰してます(*^_^*)
ベイスターズの村田は松坂世代で
しかもピッチャーだったのですね。知りませんでした。
巨人以外の球団に関しては全くの無知でして
村田は昔からのスラッガーだったと・・・そう思っていました。
しかも現役球界最年少の4番バッターだなんて
素晴らしいですね!!

彼らには知られざるいろんなドラマがあるものなんですね。
改めて、野球選手個々の素晴らしさを感じました!(*^_^*)
2007/04/30(Mon) 12:00 | URL  | いずみ #oely/y8c[ 編集]
いずみ様、お久しぶりです。  野球の奥深さを このブログを通して 見て下さる方々に お伝えし、 更に野球中継を見ながら 選手達の葛藤や成功、輝きを もっと面白く見て欲しくて、色々な記事を見つけ書いています。  野球って 本当に奥深いスポーツです!!  またいらして下さいね。  いつもありがとうございます。
2007/04/30(Mon) 12:45 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
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