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1、2年生の野手に逸材が目立った夏。~甲子園に見た筒香世代の影響~
2010年09月10日 (金) | 編集 |
           小関順二 = 文 


初回に先頭打者がヒットを放てば、チームは一気に活気づく。
今夏の甲子園大会でそうしたケースは27回あり、
その勝敗は17勝10敗。実に勝率.630という高さだった。

最も多く初回にヒットで出塁したのは、
優勝した興南の1番打者・国吉大陸の4回で、
続いて東海大相模・渡辺勝、成田・大木涼太、
関東一・山下幸輝の各3回(2勝1敗)と続く。
いずれもベスト8以上に進んでいるので、
今大会の“勝利の法則”であったと言えるだろう。

この中で国吉とともに目立ったのが準優勝チーム、
東海大相模の2年生の核弾頭・渡辺である。
準々決勝、準決勝、決勝の終盤3試合で先頭打者ヒットを放ち、
九州学院、成田戦では先制のホームを踏んでいる。
エースの一二三慎太が脚光を浴びていたが、
相手チームからは渡辺の強打と俊足もかなり警戒されていた。

~投手は3年生、野手は下級生に逸材が集まった理由~

この渡辺と同様、今大会は下級生の野手に注目が多く集まった。
主な選手の名前を挙げると、2年生では村井昇汰(北大津)、
海部大斗(履正社)、丸子達也(広陵)、北川倫太郎(明徳義塾)、
浜田晃成(延岡学園)、浜田竜之祐(鹿児島実)。
1年生では谷口一平(遊学館)、萩原英之、溝脇隼人(ともに九州学院)
などである。

投手は有原航平(広陵)、島袋洋奨(興南)といった
注目選手のほとんどが3年生なのに、
野手は下級生に逸材が集まっていた。
なぜだろうか。

昨年、野手は筒香嘉智(横浜)、今宮健太(明豊)、
堂林翔太(中京大中京)など、大豊作だった。
これは全国的な傾向であり、その分、
下級生だった現在の3年生は出場機会が限られていた。

これは、投手と違って試合経験がモノをいう野手にとっては
不利な状況である。
近年の高校野球の監督は、実力が同等ならば、
プレーが成熟していない3年生より、
来年を見込んで下級生を抜擢しようとする傾向がある。
そういう3学年のせめぎ合いが、
今夏の甲子園大会には濃厚に見て取れた。

下級生組の中でも、特に大物感が際立ったのが九州学院の萩原である。
準々決勝の東海大相模戦で敗退した後、
報道陣に向かって
「(一二三慎太は)そこまで凄い投手だとは思いませんでした」
と言い放った。
あと2年の間で、萩原はどんな成長曲線を描いていくのだろうか。


【筆者プロフィール 小関順二】

1952年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部卒。
1988年ドラフト会議倶楽部を創設し、
模擬ドラフトで注目を集める。
Numberほか雑誌「週刊現代」にも野球コラムを連載中。
『プロ野球 問題だらけの12球団』(草思社)は
シリーズ10年目を迎えた。
他に『プロ野球のサムライたち』(文春新書)、
『プロ野球スカウティングレポート』(アスペクト)など著書多数。

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コメント
この記事へのコメント
私は、あまりこういう見方を肯定しませんねえ。やっぱり、日本のスポーツは実力と情の世界。実力は均衡していて、実力プラスアルファの頑張りの世界かなアと思います。

球際、ここ一番の力とか、周囲への影響は自然と出てくるはずですし。

来年は、野手に楽しみな候補が多い事も確かです。秋の大会に注目です。

因みに現時点で、来年の高校生で最も注目していうのは

投手・帝京・伊藤右腕、宮崎商・吉田右腕、盛岡一・小野寺右腕の3人です。

野手:慶応・谷田三塁手、金足農・関谷三塁手、東大阪柏原・石川三塁手、東京学館浦安・齋藤二塁手、鹿児島城西・橋野遊撃手、花巻東・猿川三里手などをマークです。
野手は、三塁手の年になるかもです。
2010/09/10(Fri) 20:26 | URL  | 一花 #-[ 編集]
一花さん、さすが!!

私が今回、甲子園で注目した選手は、
報徳の田村投手。
コメントが素晴らしく、先輩方を
『お兄さん』と呼ぶところ、
なんとも親近感が湧いてくるというか
それでもどこか先輩を敬っている健気なところも
持ち合わせているというか・・・。
PL時代の桑田を彷彿するかのような変化球の使い方。
まだまだ1年生。
伸びしろはありありです!
2010/09/11(Sat) 13:30 | URL  | kuni28 #-[ 編集]
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