日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『空振り』の打撃術 ~イ・スンヨプ劇的復調の理由~
2009年06月28日 (日) | 編集 |
打者の練習の基本は素振りにあるといわれる。
何の制約もない中でひたすらバットを振って、
自分のスイングを作り上げる。
  


1993年。
松井秀喜(現ヤンキース)が巨人に入団した直後に、
当時の長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)は
「今のままのスイングではプロで通用しない」と言い切った。
そうしてスタートしたのが、世に言う「松井育成1000日計画」だった。
  

来る日も来る日も、ミスターは松井に素振りをさせた。
遠征先では宿舎の自室に松井を呼んでバットを振らせた。
東京で試合のあるときは、田園調布の長嶋監督宅で、
あるいはわざわざホテル・オークラの一室を借りて
マンツーマンの素振り指導を行なった。
  

「フリー打撃や試合のスイングでは
 本当の形を作ることはできない。
 素振りとは武道でいったらいわば型のようなもの。
 型が完成されて、初めて実戦でも使える応用ができる」―。

 長嶋監督はこう説明した。
  



「いい空振りができるようになった」

巨人のイ・スンヨプ内野手がそう話すのを聞いたときに、
この素振りの話を思い出した。

自分のスイングをどう見定めるか? 
長嶋茂雄の場合。
  
「ずっと右肩が開いて、ボールを迎えにいっていたので
 スイングに力強さがなかった。
 でも、コーチに指摘されて肩の開きを我慢するようになったら
 結果が出た。
 でも、それより大事なのは結果は出なくても、
 肩が開かずいい空振りができるようになったことです」―。
  


ミスターの説明によれば、
実戦のスイングでは形は作れない。
  
ただ、打者にとってもう一つ大事なことは、
自分のスイングをどう見定めるかだ。
  
実戦のスイングでは型を作れないが、だからこそ、
自分のいい型とダメな型を見極められる。
イ・スンヨプの言葉の裏側にはそんな響きがあった。
  

「投手と打者の対決とは、
 いかに相手の型を崩すかという投手に対して、
 いかに自分のスイングでボールを打つかという打者の勝負だ」―。

こう看過したのはミスター赤ヘルといわれた
山本浩二元広島監督だった。
  

「空振りとは型を崩され、
 自分のスイングが出来なかったときにするもの。
 ただ、一流の打者というのは崩された中でも、
 自分の型を失わない。
  
 それと大事なのはボールを見送ったとき。
 このときも打ちにいって自分のタイミングで、
 自分の型で見送れるようになればスランプは短い。
 たとえ空振りや見送りストライクでも、 
 そういう型でスイングができ、ボールが見送れたときには、
 自分のバッティングに自信を持てたものだ」―。

                                     鷲田康氏
スポンサーサイト
『いい空振り』とは?
2009年06月28日 (日) | 編集 |
打者にとってはマイナスの結果のはずの空振りも、
自分を映す鏡になれば大きな意味がある。
  

「やっと空振りができるようになった」―。

空振りで思い出すのは、
シアトル・マリナーズのイチローのこの言葉だ。
  

打ちにいって打つべきボールではないと判断したときに、
打者にはカットという手段がある。
わざとファウルを打つのだが、バットとボールが当たれば、
凡打になってしまうこともある。
  
そのリスクを無くすために打とうとしても、
わざと空振りできるようになった、
というのがイチローのこの発言の趣旨だった。
  

一度は「打つ」という意思で振り出したバットを、
わざとボールに当てない―。
これもまた高度な技術に裏打ちされた
「いい空振り」ということになるのだろう。   


                           鷲田康氏
G坂本の集中力とその中から見える成長
2009年06月25日 (木) | 編集 |
唐突だが清原和博(前オリックス)と松井秀喜(ヤンキース)の
決定的な違いは何だろうか?
この質問を本人にぶつけたことがある。
清原の認めた違いはこうだった。
  

『10対0と大差のついた試合。
 9回の打席できっちりフォアボールを選ぶアイツ(松井)の集中力。
 それだけは僕がまねできないところです』―。

そのことを松井に聞いてみた。  

『う~ん…確かにその試合の勝敗には関係ないかもしれないけど、
 バッティングというのはずっとつながるからね。
 点差が離れていても、
 そこでいい加減なアプローチで打席に立てば、
 次の試合に影響を及ぼさないとも限らない。
 だからどんな打席でもきちっとしたアプローチを
 しなければならないんですよ』―。


最終打席の立ち方が、選手の生涯成績を決める
プロ野球選手にとって試合の最終打席とは、
実は選手の生涯を考えたときに、一番、
大きな差を生む打席かもしれない。
  
試合開始直後の第1打席。やる気満々である。
中盤の第2打席や第3打席。
相手投手の球筋や審判のクセにも慣れて、
勝負をかける打席となる。

もちろん終盤の打席でも、集中力が高まることはある。  
ただ勝っていても負けていても、
試合の行方が決まってから入ることが多いのが最終打席なのだ。
  


『3割を打てるか打てないかの分岐点は、第4打席にある』―。  

これは長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の言葉だった。  
ここでいう第4打席とはイコール最終打席ということだ。
さすがに松井の師匠である。
そういう試合の行方の決まった打席でも
集中力を切らずに安打を打てるかどうか。
その違いで安打数は大きく変わり、
3割を打てる打者になれるかどうかの違いが生まれるというわけだ。
  

清原は3割こそ何度も打ったが、結局は無冠に終わった。
その一つの理由は、どうやらその辺りにもありそうだ。
  


そんな思いで見たのが、4月16日のヤクルト対巨人戦の
巨人・坂本勇人の打席だった。

2対6と4点ビハインドの9回。
李承と阿部があっさりと倒れた2死無走者で、
ヤクルトの林昌勇投手の外角スライダーをきれいに
右前にはじき返した。
同点の5回には先発・建山から左中間へ
二塁打も打っている。この日2本目の安打だった。
  

『今年は一つ一つの打席を大事にしていきたい。
 どんな状況でも自分のバッティングができるということが
 一つのテーマです』―。
  

坂本のこの言葉は、ちょっと違うシチュエーションを
想定したものだった。
  
チャンスのプレッシャーがかかる場面でも、
リキまずに自分のスイングをすること。
しかし、逆もまた真である。
試合の行方が決まった打席でもきっちり自分のバッティングを
崩さずに安打を記録している。
  

『育てる』時期は終わった。
坂本の勝負年が始まる
『去年はムリに使ったけど、今年はムリには使わない。
 本当の力が計られる年なんだ』―。

原監督がそんな坂本に送る言葉だ。
  
去年は打率2割ギリギリでも『育てる』という一念で、
先発のメンバー表に坂本の名前を書き続けた。
しかし、今年は調子を落とせば、すぐに先発からも外すし、
1軍からも落とすということだった。

だから1打席もおろそかにできない。  

その気持ちが打席の姿に見えてくる。
これが今年の坂本の成長だった。

 

筆者・鷲田康氏

1957年埼玉県生まれ。
慶應義塾大学卒業後、報知新聞社入社。
およそ10年にわたり読売ジャイアンツ取材に携わった。
2003年に独立。
日米を問わず野球の面白さを現場から伝え続け、
Numberほか雑誌・新聞で活躍。
著書に『僕のメジャー日記 松井秀喜』(文藝春秋)、
ホームラン術』(文春新書)がある。
                             
“天才”草野が誕生するまで
2009年06月24日 (水) | 編集 |
社会人野球時代の豪打。
驚きというよりは再確認だった。
やはりすごかったんだな、と。
現在のパ・リーグのリーディングヒッター、
楽天の草野大輔のことである。

その感情には、2つの「根っこ」がある。  

すでに社会人野球のころから不思議な雰囲気の男だった。
不思議なほどボールがよく飛んだ。

身長170cm。実際に見ると、それよりも小さく見える。
それでいて、どんなに大きな選手よりも飛距離が出るのだ。 
 


2004年の都市対抗でのことだ。
草野はJR九州の補強選手として出場し、3番を任されていた。
そして、2回戦の鷺宮製作所との試合、第2、第3打席と、
連続ホームランを記録した。
  
すごい打球というのではない。
軽くすくい上げると、緩やかな放物線を描き、
そのままスタンドに到達してしまう。
そんな印象だった。
  
試合後、ベンチ裏の通路で、
飛距離を出すコツのようなものをしつこく聞いてみた。  
  

草野は「反動で打つんですよ……」と独特な言い回しをしながら、
ミートの瞬間、体を後ろへ引くような仕草をした。
実際には、そんな打ち方にはなっていないので、
感覚的なものだったのだろう。
  

その動きがどのようなメカニズムで飛距離につながっているのかは
理解できなかった。
だが、草野が凡人では体得しえない
独特の感覚を持っていることだけはわかった。  


去年のことだ。
日本石油の池辺啓二が言っていた。
「元智弁和歌山の池辺」と言った方が馴染みが深いかもしれない。
2000年夏の甲子園、智弁和歌山が大会記録となる
チーム通算100安打をマークし優勝したときの4番打者である。

『1人だけ、ぜんぜん違いましたもん』―。  

池辺は社会人時代の草野と、
日本代表チームで何度か一緒にプレーをしたことがあった。
プロ入りを熱望していた当時26歳の池辺に、
草野の例があるのだから
年齢的にまだチャンスはあるのではないか、
というような話をしたら、そうあっさり返してきたのだ。
草野は2005年秋、29歳のときにドラフトで指名を受けていた。  


このまま首位打者になってもなんらおかしくない実力。
池辺の言葉を聞きながら、
野球エリートの池辺が実に簡単に
他の打者の力を認めてしまうことに驚きながらも、
同時に、社会人球界の中では草野の力量がそれほど
突出していたのだということを実感したものだ。  


プロ入り4年目の草野の現在の活躍は、
フロックでもなければ、突然開花したわけでもないと思う。
ようやくプロの水に慣れ、
本来持っていた力を出せるようになってきただけのことなのだ。 
 


ましてや百戦錬磨の監督、
野村克也をして「天才」と言わしめるほどの打者なのだから、
このまま草野が首位打者を獲得しても、
驚かない心の準備はしておいた方がいい。  
  

                      ノンフィクションライター・中村計氏

≪筆者プロフィール≫
中村計
1973年千葉県出身。ノンフィクションライター。
某スポーツ紙を経て独立。
『Number』(文藝春秋)、『スポルティーバ』(集英社)などで執筆。
『甲子園が割れた日 松井秀喜の5連続敬遠の真実』(新潮社)で
第18回(2007年度)ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。
他に『佐賀北の夏』(ヴィレッジブックス)、
共著に『早実vs.駒大苫小牧』(朝日新書)などがある。
『雪合戦マガジン』の編集長も務める。
趣味は、落語鑑賞と、バイクと、競艇。  



“伝説”にもなった下半身主義
2009年06月23日 (火) | 編集 |
現役時代の晩年から第一次監督時代にかけてのこと。
長嶋さんは独特の「打者観察法」というか、
打撃技術論をしていた。
「バッティングの要諦は下半身にあり」というものである。
  

これは、大量に所有している大リーグ名選手の打撃フォームの
映画フィルムコレクションを繰り返し見るうちに会得した。
  
大リーガーの打撃フォームは千差万別。
日本のように武術、芸事にある“型”と言う伝統を
持たない大リーグでは、
選手それぞれが個性あるフォームで打っている。
その中から長嶋さんは、ある共通したものを見つけたのだった。 
  

『腰から下、下半身の動きの大切さだね。
 腰の回転が鋭く切れているかどうか。
 右打者ならば右足、左打者ならば左足の蹴りこみが
 スイングのときに十分働いているかどうか。これがポイントだ』―。
  

現役時代の長嶋さんは、
フォームで打つタイプの打者ではなかった。
従ってスランプになっても、他の選手がよくやる自分の調子が
よかったときの連続写真で打撃フォームの再点検をすることは
あまりやらなかった。
  
気をつけていたのは、腰が切れているか、
右足のけりが十分かの2つだけだったそうだ。
  

『上半身のフォームが少しぐらい崩れても、
 下半身さえしっかりしていれば、
 強い打球が生まれるものだ。
 打撃練習で選手の下半身の動きを見ていれば、
 だいたい試合で打てそうかどうかは分かる。
 腰から下の動きだけで、
 打球音を聞かなくてもいい当たりかどうかは判断できるし、
 打球の方向も当てられる…』―。

そして、  
『選手時代は自分の下半身、監督になってからは
 選手の下半身の動きばかりを気にしていたのだから、妙なもの』
と、長嶋流になってくる。
  

さらに長嶋流打撃術には“伝説”がある。  
選手にバットの素振りをやらせ、長嶋さんは目をつぶって
バットが空気を切る音を聞いて、
正しいスイングかどうかを判断するそうだ。
居合いで刀を振る剣士たちは、正しい刀の操作を
太刀風の音で判断するから、納得だが、
ある選手が電話をかけたところ、長嶋さんは
『バットを振ってみろ』と言って、
電話でスイングの音を聞いてアドバイスしたという。
いかにも長嶋さんらしいが、
ちょっとすごすぎる伝説ではなかろうか。
  



長嶋茂雄という男は、天才の域を超越した野球の神様だな、と
この記事を読んで改めて感じました。
うまく説明できないけれど、野村監督の理論的な考えとは間逆の
天性で野球を会得した選手・・・と思っていましたが、
経験し会得した中で独自の“長嶋流理論”が備わった言動なのだな、
と理解できました。
野球の奥を知る選手ならではの記事でした。

選手カルテ 目標くっきり
2009年06月22日 (月) | 編集 |
読売新聞 『プロ野球 育成新時代』 より

セ・リーグ最下位に低迷する横浜には、一筋の光明がある。
二軍の湘南がイースタン首位を走り、若手が力をつけて
いるのだ。
その要因の一つが、今季導入した『選手カルテ』だ。

カルテ導入は、巨人が先駆けている。
投手なら持久力や左右別対戦成績、野手なら長打力、
俊敏性など10項目を採点してグラフに。
首脳陣が選手の特徴を一目で把握でき、選手も課題を明確にして
練習に活かせる。
横浜が導入を決めたのは、大差での最下位だった昨季を反省し、
『二番煎じでも他球団の良い所は取り入れよう』
という姿勢からだ。



横浜のカルテは、投手なら技術的な課題やけん制の癖、
打者なら走攻守それぞれの課題や目指す選手像などを、
箇条書きする形式。
今季途中まで二軍ディレクターだった岡本哲司・一軍総合コーチは
『「現状把握→目標設定→練習・実戦」の反復で、今、
 何をすべきかが分かりやすくなった』―。
二軍でずっと防御率4点前後だった東大卒の5年目・松家が、
変化球に頼らずに直球で押すように変えて今季は
防御率2.63と成長、一軍に初昇格。
3年目の下園も課題の打率が向上して一軍に定着した。
カルテの効果は現れている。


選手育成の新たな手法は、技術面以外にも及んでいる。
日本ハムは人間教育に力を入れる。
選手教育担当指導教官というポストを新設。
選手だけでなく、社会人としても立派に育て上げようという狙いだ。

真摯な選手は着実に力を伸ばすだけでなく、
チームのムードも良くする。
さらに再就職に役立ち、引退後の生活不安が解消できれば、
有望な若者も集まりやすい。
ドラフトでのプラス効果も見込める。



背中を押したのは、球団幹部が2月に行った
欧州の強豪クラブチーム視察。
例えばバイエルン・ミュンヘン(独)では家族構成から
選手の性格まで細かく調べ上げ、
獲得後は生活面のしつけまで厳しく指導、中には家庭教師をつける
チームもあった。


日本ハムでは、素行の悪い選手を獲得したことがあったが、
そうした選手は周囲にも悪影響を及ぼす。
島田利正・チーム統括本部長は言う。
『高校で礼儀作法を教わったと思いがちだが、
 お山の大将もいる。
 社会人としての素養や常識を身に付けることは、
 選手として育つ上でも重要だと思っている』―。



今春から二軍の選手には寮の掃除を手伝わせ、
集団生活のマナーを徹底させる。
中田翔選手も大きな体を丸めて便器を磨いた。

また、選手同士で10分ずつ語り合い、自分の意見を
相手に上手く伝える訓練もしている。
野村収・指導教官は言い切った。
『選手は引退後もずっと親会社のイメージを左右する。
 今の時代、野球バカでは通用しない』―。



~選手育成の新手法~

◇選手評価のカルテ。
  個々の能力や課題、目標を項目ごとにハッキリとさせ、
  効率的な強化を図る。

◇人間教育。
  指導教官を置き、教養や礼儀を身につけさせる。
  プレーの質の向上のみならず、引退後の不安解消は
  若手選手獲得へ好影響も。

“WBC後遺症” 日本人メジャーリーガー
2009年06月21日 (日) | 編集 |
WBC連覇の余勢を駆ってシーズンを迎えたはずだが、
今季の日本人メジャーリーガーは非代表組も含め
ケガなどで惨たんたる状態だ。
唯一、イチローがア・リーグ首位打者に躍り出て気を吐いていても
『首位打者は興味ない。(報道陣で)勝手にどうぞ』などという話は、
不世出の大打者にしてはあまりに素っ気無くしらけるだけだ。


レッドソックスの松坂も
『メジャー初ローテ落ち危機』と、今季4敗目が昨日報じられていた。
過去3戦全勝しているカモであるはずのレンジャーズ戦で、
5回2/3を投げて5失点。
これで1勝4敗、防御率も7.33と先発陣5人中最悪で、
ローテ落ちがささやかれても仕方ない。


WBCで奮戦し、その疲労もあって約1ヶ月も戦列を離れては
無理ないのか。
『本来なら、シーズン前に時間をかけなければならないことを
 今やっている』と松坂は話している。
一体、いつになったら胸のすくような快投が見られるのだろう。
どうも現状では長い目で見る必要がありそうだ。


本紙専属評論家の江本孟紀氏がこう指摘した。
『マウンドの傾斜に沿ってからだが沈まないといけないのに、
 下半身に粘りがなく立ち投げになっている。
 ひじが上がらないため器用に変化球でごまかそうとして、
 よけいひじが下がる悪循環もみられる。
 肩の故障からの復帰過程とはいえ、
 もっと投げて走り込まないとダメ』―。


肥満体質で走り込んで減量する必要性は、
本人が一番わかっているはずだが、
『米国流は投げさせない、走らせない。だから最近は
 まともな投手が出てこない』と江本氏。
厄介な“WBC後遺症”だが、だましだましの対処療法で、
なんとか克服してもらいたいものだ。


                 6月10日付け サンケイスポーツ
                   『甘口辛口』より  今村忠氏


昨日の松坂も結果を出せず、不調のどん底に陥っています。
本来の松坂投手の良さはどこへいってしまったのでしょう?
初心に帰って一歩一歩克服していって欲しいです。
G大田に天性の長距離打者の資質あり
2009年06月20日 (土) | 編集 |
右にしかボールが飛ばなくなったらしい。
前日17日に出場選手登録された巨人・大田の話だ。
  

『開幕から5月の中ごろまで、いい打球はほとんど
 右方向だった』とある関係者。
確かに4月24日にイースタン・リーグ(湘南戦)で放った
“プロ1号”は右翼スタンド。
その後も3号まで本塁打はすべて右方向へのものだった。
  

『今のままではプロの投手のボールにはついていけない。
 きちっと対応できる形にしないとね』―。
2月のキャンプで原監督に大田の話を聞くと、
こんな答えが返ってきた。
  
直後にマンツーマンでコンパクトなスイングへの改造も行った。  
この指導は宮崎キャンプを訪れた評論家には
必ずしも好評とはいえなかった。
  
『せっかくの長距離砲を、こぢんまりまとめて何になる』―。
そんな声も飛び交った。
  

だが、落ちるボールと手元で変化する球が全盛の今は、
昔ながらの大きなテークバックから前でさばく打法は
確立が低すぎる。
  
ミートポイントをどれだけ近づけ、なおかつ強くたたけるか。
そうなるとバットを最短で出し、ヘッドスピードがなければ
内角球にはつまる。
それができない。
だから、いい当たりは必然的に外のボールを逆らわずに
打ち返した右方向への打球になる。
それが5月中ごろまでの大田だった。


その後の4号から7号までは、フルスイングで引っ張った打球に
なってきた。
中には飛距離150㍍近い特大弾もあったという。
  
スイングをコンパクトにしても、飛距離を失わない。
天性の長距離打者としての資質がここに見える。
  

『右中間スタンドにライナーでホームランを打てるバッターになりたい』―。
キャンプ初日、大田がこう話していたのを鮮明に覚えている。
苦労した4月。
それでもいい打球を右方向へ放っていた。
大田の遠くに飛ばす非凡な力は、すでに証明されている。


               サンケイスポーツ 『球界インサイドリポート』より
                    スポーツジャーナリスト・鷲田康氏  

元々持っている資質をどう活かすかが、指導していく首脳陣らの
腕の見せ所。
私も昨年の神奈川予選を準々決勝からケーブルで見ていましたが、
大田選手には特別な何かを感じていました。
これからが楽しみです。

息子にもこの記事を読ませましたが、
息子も天性の長距離バッターの資質があると、親としてでなく
イチ野球ファンとして見ています。
まだまだ力もなく未熟者ですが、自らの本質を理解した上で
努力を重ね、認めてもらえる指導者に巡り会えれば、
可能性があると思っています。が、
まだまだ・・・。
遅咲きかもしれません。
弱いところも見せよう
2009年06月19日 (金) | 編集 |
昨日の続きです。


竹花さん 家庭の中で、父親が子供に対して果たすべき
      最低限の責任とはどんなものでしょうか。

堀尾さん 社会で生きる力をつけてやることや、巣立ちの手助けを
      することはもちろん、君たちと過ごしてると、お父さんも
      楽しいんだよという素直な姿を見せることが大切です。
      『おやじの背中』という話で言えば、正面を向くと、
      『おやじのお腹』になってしまう。
      つまり、たるんで醜いところも見せる、ってことです。
      自分も弱い人間だし、だらしないんだと。
      威厳のある父親というばかりでなく、これからは、
      そんな考え方が重要になるのではないかと思っています。

ギャスライトさん 父親は子供にとって『ドリームメーカー』でなければ
      いけない。
      しっかり夢を持って、一生懸命に頑張っている姿を
      見せてあげる。
      夢を実現するには、いろんな視点から物事を考え、
      いっぱい工夫もして、とにかく最後まで諦めない。
      その責任の重さも含め子供に伝えてあげることが、
      『ドリームメーカー』としての父親の務めです。

佐古田さん みなさんは、安全だと思われていた日本で、
      子供の重大犯罪が増えていることをどう思いますか。
      学校の責任ですか。それとも地域の責任ですか。
      やはり、その責任から親が逃げることはできない。
      子供が犯罪に手を染めるほど追い込まれてしまう前に、
      付き合っている友達でも、部屋の中の様子でも、
      ちょっとした変化に気付いてやること。
      これこそ、父親が果たすべき最低限の責任だと思います。

  ~デビット・ゾペティさん(47)・・・作家。スイス生まれ。
      『いちげんさん』で1996年、すばる文学賞。
      日本のテレビ局社員時代、育児休暇を取得した経験から、
      育児参加の講演活動でも活躍~
『1960年代にスイスで生まれた我々世代は、「父親不在」の
 少年時代を過ごしている。
 父親は外に働きに出て、母親が家事に専念するという価値観が
 当たり前。
 銀行員だった父も例外ではなかった。
 だから子供ができたら、自分のように寂しい思いはさせないと
 決めていた。
 子供から「不在」ではなく、「有在判決」を下される父親になろうと。
 長女が生まれた時、多忙な職場にいながら育児休暇を取得したのも
 そのためだった。
 とはいえ子育ては楽しいことばかりではない。
 長女が中学生になった今も受験や部活のこと、
 携帯電話の使いすぎなど目を配らなければいけないことばかり。
 でも、それも子育ての醍醐味。   
 間もなくやってくる反抗期も決して嫌ではない。
 我が子が子供でいる特別な時間は、
 人生の中でもわずかな時間。
 一緒に過ごせる全ての瞬間を、日本の父親も大切に
 かみしめてほしい。           
『背中見て育て』 もう古い
2009年06月18日 (木) | 編集 |
全国に4000以上ある『おやじの会』の全国連絡組織
『おやじ日本』が今年、
NPO法人になったのを記念する大会
『世界のおやじ、日本のおやじ。』
(渋谷区、読売新聞東京本社など共催)が6月7日、
開かれた。
『子供への思いを語り合おう』をテーマに、
子育てに思い入れのある6人のパネリストたちが、
約800人の参加者とともに、
日本のこれからの父親像について熱い議論を交わした。

≪参加パネリスト6名≫
・堀尾正明さん(54) 
       フリーアナウンサー
       NHKの看板アナウンサーとして活躍。
       明るいキャラクターで人気を集め、08年に独立。
・ジョン・ギャスライトさん(46)
       米国生まれ。日本で農学博士号を取得し、
       コラムリストやタレント、障害児支援など多方面で活躍中。
・呉念聖さん(60)
       中国生まれ。早稲田大学客員研究員。
       日中の文学、文化を比較研究する一方、
       『子育てにも自信あり』。
・ジミー佐古田さん(73)
       日系3世の元ロサンゼルス市警捜査官。
       『ロス疑惑』事件の日米合同捜査を指揮したことで知られる。
・竹花豊さん(60)
       『おやじ日本』理事長。
       元東京都副知事、警察庁生活安全局長。
       退官後はパナソニックの役員。
       現・東京都教育委員。  


竹花さん 皆さんが育った家庭で、父親はどんな存在でした?

堀尾さん 父は鉱山師で家にいることが少なく、しかも無口。
       男は多くを語るものではないという昔がたきの人で、
       コミュニケーションが苦手な父と子供の間で、
       母はいつも苦労していました。
       その母から、口下手な父への不満を吹き込まれ続けた
       反動で、アナウンサーなんて職業を選ぶことになって
       しまったんですけど・・・。
       私としてはもっと父親と話をして、楽しい思い出を
       作りたかったという気持ちが強いですね。

鈴木さん 私にとっての父も反面教師の部分がある。
      家にいる時の父は母に文句ばかり言われ、空気みたいに
      存在感がなかった。
      私が父からよく言われたのは、
      『危ないから、そんなことしなくていいよ』なんて
      消極的なことばかり。母は逆に
      『男っていうのは一発勝負。外に出て大きな獲物を持って
      帰ってくるものなんだよ』とか勇ましいことばかり言ってました。
      本来、父から学ぶべきことを母から学んだのかな。

竹花さん 外国の方々は日本の父親を率直にどのように見ていますか。

呉さん   一般的にコミュニケーションが下手ですね。
       子供に物事を論理的に説明することが得意でないかも。
       それに少し構えすぎですよ。
       『おやじが立ち上がって子育てにかかわろう』なんていう
       考え方が、そもそも堅苦しい。
       もっと肩の力を抜くべきです。

ゾペティさん  育児について講演をすると、
       『何で日本の父親は協力的じゃないのでしょうか』と
       母親達から尋ねられる。
       だから、私は言ってやります。
       日本の父親をダメにしているのは、あなたたち母親だと。
       母親が何でもやってあげてしまうから、
       家庭で何もできない父親が増える。
       会場の奥さんたちも、もっと旦那さんに厳しくしなくちゃ
       ダメです。

ギャスライトさん  どういう家庭を作りたいのかプランをしっかり持って、
       粘り強く実現させることが父親の大切な仕事。
       その点、日本の父親たちは、とにかく諦めが早過ぎます。
       良い父親になれないからギブアップなんて、
       許されるわけがないんですよ。
       病気になれば薬がある。車が壊れれば修理すればいい。
       でも、家庭が壊れそうになった時、直す薬は父親が探して
       見つけるしかないんですから。

佐古田さん 私は終戦直後に日系人が集められたキャンプで、
        日本の文化や言葉を学びました。
        だから私の感覚は、今の日本人からすると
        古いのかもしれない。
        でも、古い日本人の感覚も悪くないと思う。
        子ども達は父親の一生懸命な姿をしっかり見ているもの。
        昔の日本人が言う『子供は親の背中を見て育つ』
        という考え方は大切です。
        
竹花さん  でも、個人的には、『おやじの背中』という言葉に
        子育てに背を向けているようなイメージを
        感じてしまうんですが。

呉さん かつての日本の父親は意図して背中しか見せてこなかった
     わけではなくて、あまりに仕事が忙しくて、
     家庭には背中しか向けられなかったということでは
     ないでしょうか。 
     今の若い父親は、子育てや家のことを少しは考えて、
     マシにはなっているけど、もっと家族に顔を向けた方が
     いいと思いますね。

ゾペティさん 『おやじの背中』という言葉には
     日本男性の美学があるのかもしれません。
     それでも、おやじの顔や表情を子供にしっかり見せたい。
     筆が進まず原稿が全然書けない時や、
     商売がうまくいかない時はイライラする。
     そんな表情を含め子供に見てもらうことが一つの
     コミュニケーションだと考えています。

鈴木さん 子供に背中を向けて、正面はどこに向いているのかと
      考えると、どうやら正面は上の世代の人に向いている。
      次世代の若者に背中を向け、上の世代ばかり
      見ているから、『昔はよかった』なんてセリフが出るんですよ。
      未来の事を考えるには、時代に合った新しい答えを
      見つけていかなければダメ。
      正面を次世代に向けてこそ、未来が見えるはずです。
                         
                                       (続く)
                        


     
                                            
           
ラミレス ジャイアンツ縁の下の力持ち
2009年06月14日 (日) | 編集 |
サンケイスポーツ 『球界インサイドリポート』より


つい最近、巨人のゴンザレス投手と話をして感心したことがあった。
11日のオリックス戦で連勝は6で止まったが、
それまでの快進撃や四球を出さない抜群の制球力とか、
そんな話しではない。
実はゴンザレス自身の話でもないのだ。


感心した話の主役は、チームメートのラミレスだった。
ゴンザレスは、開幕は2軍スタート。
昨年はひじの手術もして巨人は取るには取ったが、
まだまだこの投手の力に対し半信半疑の取り扱いが続いていた。
そんなときにラミレスがそっとゴンザレスを諭したのだという。

『どんなに不満があっても口にするな。
 このチームでは首脳陣の決めたことは絶対だし、
 それに黙って従って自分のできることをちゃんとやれ!』―。
  

同じヤクルトからの移籍組。
中南米のプエルトリコ出身のゴンザレスと
ベネズエラ出身のラミレスは、
母国語も同じスペイン語でコミュニケーションを取りやすいという
事情もある。  
  

しかしラミレスの素晴らしいところは、
こういうアドバイスを外国人仲間だけでなく、
日本人のチームメートにも分け隔てなくできることだった。


昨年はブレークしたての坂本にも精神面、技術面で
さまざまなアドバイスを送っていた。
例えば、グリップの細い長距離打者用のバットを使っていた坂本に
『もっと確実にボールをヒットして負けないためには、
 もう少し太くした方がいいよ』とアドバイス。
坂本も新しく太めのグリップのバットを試すなど
“ラミレス効果”は色々なところで出ている
  


ラミレスが入り、独特のパフォーマンスなどで
チームのムードはがらりと明るくなった。
そればかりか、他の選手のケアまでして縁の下から
チームを支えている。
だからこれだけ日本で長くやれて、成功しているのだと
納得するとともに、改めて感心も尽きなかった。
  

                   スポーツジャーナリスト・鷲田康氏
練習の進化 伸びた選手寿命
2009年06月12日 (金) | 編集 |
5月末の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで、
34歳の王者、内藤大助選手が、
自分の持つ国内最年長防衛記録を更新した。
近年は30代王者も増え、若くして引退していた
ボクシングの印象を変えている。
米大リーグでは、45歳のランディ・ジョンソン投手(ジャイアンツ)
が4日に、通算300勝を達成した。
アスリートは、なぜ、長寿化しているのか。


日本ボクシング界では、1980年に上原康恒が31歳1ヶ月で
スーパーフェザー級王座を守り、最年長防衛記録を樹立した。
記録は長く破られなかったが、2006年に、
徳山昌守が31歳5ヶ月でスーパーフライ級王座を防衛。
翌年、内藤がさらに更新した。
現役では、32歳のスーパーバンタム級王者、
西岡利晃が5月に防衛を果たし、内藤に次ぐ記録を作っている。


こうした傾向について、
内藤のトレーナー、野木丈司さんは、
『練習の仕方や栄養の取り方が大きく変わったため』とみる。
従来、ベテラン選手は、疲労の蓄積を避けようと
練習量を落としがちだったが、
野木さんは『筋力を落とさないよう、むしろ増やした』という。
通常は3分ごとに休みをとるスパーリングを、
休憩なしで続けるなど内容をハードにする一方、
中身を毎日変え、刺激を与えるように工夫している。
減量も、綿密なカロリー計算をして、
空腹感を満たしながら減らすなど、絶食のような肉体に
ダメージを与える方法をとっていない。


長寿化は、プロ野球界でも同じだ。
阪神では、金本知憲選手、下柳剛投手の41歳コンビが投打の柱。
現役最年長、46歳の横浜、工藤公康投手は先月、
2年ぶりに勝ち投手となり、自らのセ・リーグ最年長記録を
更新した。


工藤投手の活躍は20代後半から球界でいち早く実践した
科学トレーニングの成果と見られ、
トレーナーを長年務めた白木仁・筑波大教授は、
『MRI(磁気共鳴画像装置)など医療機器の普及も重なって
科学的トレーニングが大きく発展した』と振り返る。


トレーニング法の発達に加え、内藤選手や工藤投手のように、
スポーツ選手の肉体への意識も以前より、高まっている。
今後も第一線で長く活躍するアスリートが続々と出てきそうだ。

                        読売新聞 『気になる』より
                                新田哲史氏  

テニスの伊達公子選手も、ウィンブルドンに出場を決め、
まだまだアラフォーと言われる選手らの活躍が目立ちます。
イチロー選手は日々、試合前の準備に時間をかけ
同じ動きを大切にしています。
本物のプロとは、自分を知る、ということなのかもしれません。
アフターケアを怠らず、準備に余念がないこと。
好きなことを長く続けていけることは、自分を大切にすることに
尽きると思います。
新しい世界を切り開こう
2009年06月11日 (木) | 編集 |
読売新聞 『リーダーの仕事学』より
今回は日本マクドナルドホールディングス会長・社長兼CEO
原田泳幸さんの仕事学を載せてみたいと思います。


2004年にアップルコンピューターから日本マクドナルドへ移り、
『マックからマックへ』と異色の転身が話題を集めた。
以来、徹底した組織改革を進め、
新商品の投入や24時間営業など
常に斬新なアイデアを仕掛けることで赤字を脱却。
昨年、国内の外食産業で初めて売上高5000億円を突破した。


大学を卒業して、日本NCRという会社に
エンジニアとして入社しました。
当時、学生の人気ランキングでも上位の優良企業です。
この会社に入ったことで、私の人生が変わりました。  
そこでの開発の仕事は、無理難題を実現させること。  
無理なスケジュール、無理なコスト、無理な技術で
『難しいことを実現しろ』と言われる。
全てが理不尽と思いました。
  

『素晴らしい仕事をやったという充実感がないと、
 やりがいがない』と上司に直訴したら、
『何を言ってるんだ。これは商売だぞ』と。
  
いつまでも技術者のこだわりだけでは商売にならないし、
論理をぶち破るような発想は出来ません。
無理なことに挑戦して、初めて新しい世界が作れる。
これは、今の私の仕事への姿勢につながっています。
  


従業員には『型破りでいいから革新的なことをやってくれ』と、
いつも言っています。
『だれもやったことのないことを』と。
  
クォーターパウンダー(4分の1ポンドの肉を使ったハンバーガー)
を作ったのも同じ発想から。
社内会議でも『あっと驚かせる変わったことをやろう』と、
本物の象を登場させたこともあります。

ビジネスは、発想やパッションが求められる芸術の世界。
『論理』で考えるのではなく、『新しい世界を切り開く』こと。
新しい提案をしてお客様に感激してもらうといった、
『パッションがクリエイトする』新しい世界なんです。
  


専門分野で優れた人には、どこか変わったところがあるように
思います。
社内にもいますが、私ほど変わってはいません。
  
その箇所だけを指摘すると、個性が失われてしまうので、
そこは大切にしないといけない。
会社も同じで、悪い点だけでなく、良い点を見る事が大事です。
  
中途入社の人には、
『会社の問題点が見えても、何のアクションも取るな。
 まず会社の素晴らしさを発見し、その強さを発展させるために
 何をするか考えよ』と言っています。
会社も個人も良いところを伸ばし、その良いところをチームとして
まとめていくことが大切なんです。
  


これから求められるのは、論理に縛られない、
新しい世界を考えられる『クリエイティビティー』がある人。
過去の経験やデーターを基に企画を立てたのでは勝てません。
  
『勝つ』とは、競争に勝つのでなく、
競争を超えるくらい新しい世界を作ること。
  
良い会社と言われているところは皆同じです。  


知識や経験を捨て、現状を否定して初めて
革新的アイデアが生まれる。
常に『これでいいのか』『間違ってないか』と
疑問の目を持つこと。
今、世の中が厳しいのは、新しい世界を作る絶好のチャンス。
ここから新たな知恵が出てくるのですから。
  


朝は3時に起きて、毎日ランニングを欠かしません。  
運動には、限界を超えたところに進歩があるという学びがあり、  
60歳になっても自分の体を自分で作れるという喜びがあります。
40年吸っていたたばこもやめました。
頑固な性格で、一度『やる』と決めたら必ずやるんです。
  

                                (談)  

『無理なことに挑戦して、初めて新しい世界が作れる』―。
初めから“出来るわけ無い”と思い込んで諦めるのではなく、
やってみて手応えを出せた時の喜びを体中に放出して
また一歩、自分の知らなかった自分を開拓できた、という満足感と
“自分もやれば出来る”という自信が
次のステップにつながっていくと思います。  

『現状を否定して初めて革新的アイディアが生まれる』―。
『限界を超えたところに進歩がある』―。
人は常に向上心を持ち続けていかなければ
精神的な老いていく速度も早くなります。
常に前向きに、夢に向かって一歩一歩進んでいきたいです。  

経営学からも、普段の生活の中に取り入れるべきスパイスは
あるのですね。


大ケガ 笑って『何苦楚魂』
2009年06月10日 (水) | 編集 |
これぞ、彼が座右の銘とする『何苦楚魂』だと思った。
左ひざ靭帯の断裂で今季中の復帰が絶望となってもなお、
レイズの岩村明憲は言った。

『これでオレの野球人生が終わるわけじゃない。
 だからこそ前向きに、落ち込まず、笑ってやっていきたい』

何苦楚とは、苦しみも自分の礎になるという意味。
名将・三原脩氏(故人)の
『何苦楚日々新也(なにくそひびあらたなり)』
という言葉が起源で、
岩村がヤクルト時代に右手首を故障した際、
師匠として仰ぐ中西太氏から聞き、岩村が『魂』の一字を加えた。


その魂が今、燃えている。
悲運に見舞われたのは5月24日の試合。
併殺守備中に、二塁上で走者に激しくスライディングされ、
ひざや足首の靭帯を損傷する大ケガを負った。
自分の不注意が招いた怪我ではない。
だが、スライディングをした選手への恨み節は一切、なし。

『彼が今後も頑張ってくれることが、
 自分のリハビリの頑張りにもつながる。
 オレはそんなに小さくねえ』―。
どこまで強い選手なのだろう。


昨季、前年の最下位からリーグ優勝を果たしたレイズで、
走攻守の牽引役となった岩村は、
『彼なくして昨年の成功はなかった』(フリードマン)と
評される存在だ。
今年もケガをするまで44試合で打率3割1分、8盗塁と好調だった。
3年契約の最終年で、来季の選択権は球団側にあるが、
マドン監督は、こう言っている。
『アキ(岩村)はレイズにとって大きな選手だ。
 彼がいないのはさびしい。
 早く良くなって、また野球を続けてほしい』―。


手術、リハビリを経て、野球が出来る体に戻るのは、
来年以降になる見通しだ。
『必ず復帰する。(二塁の)ポジションを明け渡すつもりはない』―。
まだ30歳。
何苦楚魂なら、きっと出来る。


                     読売新聞『メジャー’09』より
                                 岡田卓史氏

相手走者による大ケガ。
誰かのせいにすることで現実逃避し、自分の心を慰め癒す。
“自分は悪くない!!”と。
でも岩村選手は前だけを向いている。
起こった出来事を後悔したり、人のせいにしないで、
これからの自分がどうすればいいか、
少しずつやるべきことに前向きに取り組んでいます。
気持ちの強い選手です。
完全復活する日を心待ちしています。

岩村選手に応援メッセージを是非送って下さい!!
くじけず前を向き、突き進んでいる姿に!!
“何苦楚魂!!”
褒めて引き出す やる気
2009年06月08日 (月) | 編集 |
読売新聞 『子どもの心 ~小学校で~』より

休み時間が終わろうとしていた時のことだ。
『チャイムが鳴ったから、教室に入りましょう』―。
そう声をかけると、2年生のK男が廊下で折り紙を続けながら
『いやだ。もっと遊びたい』と言った。
これまでもK男は、嫌なことは頑としてやろうとしなかった。
授業中、ずっと廊下で折り紙をしていたこともある。
次の授業は、K男の一番嫌いな国語だった。

私は、もっとコミュニケーションを取ろうと、
休み時間はK男と一緒に遊ぶことにした。
その中で、K男が自分がやりたいと思ったことしか
やろうとしないことに機が付いた。
遊びのルールを都合のいいように変えた事もあった。


悩む日々が続いた。
そんなある日の、給食の準備時間。
同じ班の友達の分まで配膳をするK男の姿が見えた。
友達から『ありがとう』と声をかけられたK男が、
恥ずかしそうにしながらもニコニコしていた。

もしかしたら、K男はこれまでに褒められる経験が
少なかったのではないだろうか。
『当たり前のこと』でも、できたことから褒めてみようと考えた。

給食を残さず食べたら、
『おいしく食べられたね。偉いよ』と褒め、
朝のあいさつができたら、
『元気がいいね。一日が気持ちよく過ごせるね』と
みんなの前で褒めた。
時にはおおげさなくらいに。

すると、クラスの大多数が、自分も褒めてほしいというまなざしで
私を見るようになった。
宿題なんか提出したことがなかったK男が、ある日、朝一番に
『僕、宿題の漢字練習をがんばったんだ。先生、見てよ』
と言ってきた。
K男との心の距離がぐんと縮まったような気がした。

どのようにしてK男を授業に参加させるか。
これからが本番だ。

                ~筆者は小学校の男性教諭です~


褒めて伸ばす。
度が過ぎては本人の為にはなりませんが、
子どもそれぞれの個性を見極めて、
メリハリのある操縦方法を身につけるのも
教師の役目なのでしょうかね。
いつの時代も子どもの純粋さは変わりません。
上手に付き合っていくと、子どもは大人をよく見ているもので、
きちんと話を聞いてくれます。

昨日、息子の中学の野球で練習試合がありました。
1年ながらスタメンで起用されましたが、
結果は出ませんでした。
その理由は、先日までの中間試験の勉強時間の為、
素振りを全くできなかった・・・ということ。
何かを理由に結果が出なかった、という息子に、
少しお灸を入れました。
『今まで続けられたことができなくなって結果が出せないなんて
 理由にならない。甘えているだけ。
 こつこつと努力できることが勇汰の才能だと
 お母さんは理解していたけど、
 そんな甘いことを言ってたら、これから先、
 何に対しても諦めてしまうことになるよ。
 負けることが終わりじゃなくて、
 諦めることで全てが終わってしまうんだよ。
 強くならなきゃ!!』

黙っていましたが、我に返ったようで
『そうだね』と言って私の肩をポン、とたたいて
お風呂に入りました。

私も時には大げさなくらい褒めて
でも、見るに耐え難いことをしているとカミナリを落とします。
褒めることも大切ですが、叱ってやるのも親の役目。
いつまでこの威厳を保てるか・・・??
私もしっかりしなくては!!
伝統打破で9年ぶり世界一へ
2009年06月05日 (金) | 編集 |
 サンケイスポーツ 『MLBプレスルーム』より 


伝統は守るべきか、世界一奪回のために打破すべきか。
06年以来の地区首位に立っている今季のヤンキースを
取材していると、そんなことを考えさせられる。

発端は、春季キャンプ中に練習を急きょ中止にして開催された
ビリヤード大会だった。
トーリ前監督時代は禁止だったクラブハウス内での音楽も解禁。
ヒーローインタビューを受けている選手の顔に
クリームが塗り付けられ、
勝利に最も貢献した選手のロッカーには
プロレスのベルトが飾られるようにもなった。

他球団では珍しくないが、無精ひげや長髪を禁じるなど
紳士的な行動と伝統を重んじてきたヤンキースには
なかった光景。
近年の大リーグ各球団は、年齢差だけでなく
国籍や文化も違う選手を団結させるために
多種多様な手法を取っており、名門も例外ではなくなったと
思っていたのだが・・・。

『ボスが健在だったら、これほど一変しなかった。
 一昔前なら電話一本でやめさせている。
 伝統の重みが感じられなくなった』とは
ニューヨークのベテラン記者。
ヤンキースが変わった理由として、ワンマンで知られた
ジョージ・スタインブレナー筆頭オーナー(78)の
影響力低下を指摘した。
最近のオーナーは衰えが著しく、すでに球団経営の実権は
二男のハル・スタインブレナー共同オーナー(39)に禅譲。
発言力も失っている。

伝統が消えつつあるのは寂しいが、
今季のヤンキースに活気ばかりか野性味まで出てきたのは
ボスという重しがなくなったことと無縁ではないだろう。
『紳士的な部分は大事ですけど、
 極論を言えば勝てば何でもいい。
 それが新たな伝統になるんです』と松井秀喜。
ヤンキースには、伝統打破が9年ぶり世界王者への
道なのかもしれない。

                   (大リーグ担当キャップ・田代学氏)

指導者への道のり
2009年06月04日 (木) | 編集 |
“迷いクジラ”で耳目が集まった和歌山県田部市にある
県立神島高校で理科実習助手を務める辻博司氏(59)は、
元プロ野球大洋ホエールズ(当時)の投手だった。
ドラフト2位で入団1年目の1969年、
シーズン終盤に『1軍の雰囲気になれておけ』と言われ
2試合外野を守ったが、
マウンドにも打席にも立っていない。


1軍での公式記録はそれだけで73年を最後に引退したが、
元プロ野球の経歴はついて回った。
母校熊野高の職員になっても野球部の練習には
近づけなかった。
異動した神島高では理科実験に必要な化学薬品や器具を
揃える実習助手となり、
クジラがいた入り江では生物観察用のウニなども
採取するという。


長男が中学の監督になり、
『自分も高校生を教えたい』と思うようになったが、
元プロは2年以上の教員経験がないと
高校生を指導できない。
気持ちをくんだ山本高正校長が教頭時代から
『長い間、こつこつと実習助手を務め、授業に携わった適格者』
と、高野連などに何度か嘆願書を送った。


先月末、日本学生野球協会は元ダイエー(当時)の
大越基氏とともに、特例として辻氏のアマ復帰を許可した。
来春に定年を控えての朗報だが、
『大越さんのような実績は私にはない。
 グラウンドに入れてもらえるだけでうれしいし、
 コーチのお手伝いができれば・・・』と控えめだ。


監督を目指して59歳で高校教員に転職し、
テレビドラマ『フルスイング』のモデルになった名打撃コーチ
故高畠導宏氏を思いだす。
『辻先生も情熱では負けないと思う。
 定年後も指導をお願いしたい』と山本校長。
埋もれた人材を生かすため復帰への高すぎるハードルは、
これを機に再考してもいいのではないか。


                 サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
                              今村忠氏
2軍をマイナー化!! 独立させよ
2009年06月03日 (水) | 編集 |
サンケイスポーツ 『なるべく週刊エモト!』より

サンケイスポーツ専属評論家、江本孟紀氏(61)の
辛口トーク連載で、今回うなずけたので
載せてみたいと思います。

今回のテーマは『2軍改革』。
球団経営から2軍を切り離し、マイナーチームとして
独立させるべきと訴えるエモやん。
チームを全国各地に展開させることで、底辺拡大から
選手の再就職、真の地域貢献まで、
球界が抱える諸問題も解決。
野球ファン、関係者必読の球界構造改革論だ。


<米国をお手本に・・・2軍は2軍で稼げ>

―まず2軍を切り離す利点は。

『球団の支配下選手が半分になれば、1軍の経営がそれだけ
 楽になる。
 1軍の稼いだカネは1軍の年俸に使うのが筋。
 2軍は1軍傘下のマイナーチームにして、
 自分たちで稼がせればいい。
 大リーグ(MLB)や米国の独立リーグのシステムが手本よ。
 マイナーは複数の地元企業などが共同出資して、
 MLB球団にフランチャイズ料を払って独自に経営している』―。

―日本でも成り立つか。

『都市で興行という固定観念がいかん。
 地方展開して、その町の規模に合わせた経営をすればいい。
 独立リーグは年俸総額の上限を規制する
 サラリーキャップ制があって、1チーム22人の総額は
 2万5000㌦(約235万円)。
 年間100試合で、1試合平均3500~5000人を集めれば
 5000万円程度の黒字が出る計算やね』―。

―成功させるには。

『地元財界、ファンだけでなく、地方自治体も協力する。
 長年の箱物行政のお陰で、立派な球場が日本中にある。
 それを利用できればグラウンド代が節約できる。
 独立リーグも含めた米国のマイナーの約半分、
 150近くまでチームができたら
 日本の野球環境は劇的に好転するはずですよ』―。


<固定観念を捨てて規模に合わせ運営>

―12チームからいきなり100チーム以上。

『野球を続けたいと願う若者には足りんぐらいよ。
 昨年の高野連加盟校の3年生部員の総計は5万942人。
 そのうちドラフトで指名されたのは29人しかいない。
 社会人チームは減る一方で、大学へ行っても野球人生の終わりが
 4年間先延ばしになるだけ。
 メジャーへの流失が止まらない今、
 開花する機会もなく消えていく少年が何万人もいるなんて、
 こっちの方がおかしいやろ』―。

―周辺にも影響が広がる。

『学生だけやないよ。
 監督やコーチの必要数も増え、元選手の再就職の機会も広がる。
 1軍の監督選びも、マイナーで実績を上げた者からへと
 変わるかもしれんね。
 それにタレント知事が言う「地域の活性化」を本気で推進するなら、
 野球を利用すべき。
 おらが町のチームがあってリーグ戦が行われたら活性化する。
 地元に愛されるチームが全国に150も散らばれば、
 日本野球の衰退も止まるはずよ』―。

                            (完)
~選手の受け皿は日本とケタ違い~

05年に米独立リーグ『ゴールデン・ベースボールリーグ』の
副コミッショナーを務めたエモやんによると、
サラリーキャップはメジャー経験者で月給約30万円、
新人は同7万円、5年目までは同12万円など
細かく決められている。
また、MLBはドラフトで1球団50人前後、
計1500人を指名するが、
その振り分け先のマイナーチームは約300。
『メジャー昇格をかけた競争の場という面だけでなく、
 野球が好きでやめられない連中のためのリーグでもある』という。


 
仁志必要論はフロントのパフォーマンス!?
2009年06月01日 (月) | 編集 |
サンケイスポーツ 『球界インサイドリポート』より

野球協約の第66条は『保留権』を定めている。
基本的に選手はFA権を持たない限り、この『保留権』により、
生殺与奪の権利を球団にほぼ一方的に握られる。
その中で、最後の最後に行使できる権利が、
引退する権利なのだ。

横浜・仁志の引退をめぐって、嫌なウワサが飛び交っている。
仁志は開幕直前に不振から2軍落ち。
その後、本人が引退を決意して球団に申し入れた。
球団は慰留に努めたものの本人の意思は固く、
今季限りでユニホームを脱ぐことがほぼ固まっていたが、
ここにきてどんでん返しのプランが浮上しているという。

大矢監督の休養、田代監督代行の就任を受けて、
球団幹部が
『まだまだ必要な選手。来季もプレーしてもらいたい』と発言。
この日、1軍に昇格させるなど、
引退撤回に向けて外堀を埋める動きが出ている。

これに対して『フロントのパフォーマンス』と指摘する声がある。
横浜は最下位に沈んだ昨オフ、チームの若返りを掲げて
石井琢ら生え抜きのベテラン選手を“解雇”した。
仁志の2軍落ちもそうした流れの一端とみられていたが、
チーム状況は改善されず、
ついに監督の休養という事態に至った。
当然、フロントの責任問題も取りざたされるが、
そこで飛び出したのが『仁志必要論』だったというのだ。
『若返りは大矢監督の方針、と
 フロントはアピールしようとしている』とは
ある球団関係者。
チームの若返りのためにベテランを切り捨てたが、
それは前任の監督の方針―。
そうした批判をかわすためのパフォーマンスというわけだ。


選手にとっては最後の権利を自分たちのアピールの
材料にしてしまう。
そんなことがあるとしたら、あまりに悲しい。

                  (スポーツジャーナリスト・鷲田康氏)   

何でも都合よく選手らが扱われるなんて、人権無視だと思います。
何のための野球協約ですか?
今まで横浜の為に尽くし戦ってきた石井琢さんらが
どれだけひどい仕打ちをフロント側から受けたことか・・・。
恩をあだで返すようなフロント側のやり方に憤りを感じます。
仁志選手のネームバリューが欲しいんですか?
横浜のフロントは??