2008年07月11日 (金) | 編集 |
プロ野球のFA期間が8年に短縮されるなど制度が改定された。
今回の決定で評価できるのは旧球団での年俸でA
(その球団の1〜3位)、B(4〜10位)、C(11位以下)に分け、
Cランクの選手は人的、金銭補償ともになくなったことだ。
そもそもFA誕生への理念は、出場機会のない控え選手の
移籍の活性化。
それが一部のトップ選手やメジャー入りを目指す者だけが
得をする制度となった。
優勝劣敗という勝負事の本質からみれば、
これまでの制度を全否定するつもりはないが、
控え選手の権利だけが置き去りにされていたのは事実だ。
もう一つ、評価できるのは、Bランク以上の選手で、
人的補償を残した点だ。
本来は米国のようにドラフト指名権とリンクさせるのが理想だが、
日本の場合、ドラフト上位=即戦力の意味合いが強く、
それではFA市場を滞らせてしまう。
今季、福地、赤松、岡本真ら人的補償で移籍した組の
活躍を考えれば、戦力均衡の意味でもこの制度を
存続させて正解だ。
ただ、依然としてメジャー移籍だけは、
日本球界の“取られ損”なのが気になる。
メジャー球団同士でFA移籍する際は、獲得球団は旧球団に
ドラフト指名権という代償を払うのに、
日本からなら“無償”で済む。
これではより日本市場がターゲットにされてしまう。
選手の売り買いにつながる方法は本来は好ましくないが、
メジャー移籍に関しては致し方がないのではないか。
前出のAランクの選手の移籍に関しては、
国内移籍と同額以上の金額が日本球団に入るようにする。
松井秀、福留、黒田クラスなら、その程度の代償を強いられても、
日本選手への欲求は薄れないだろう。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
楠山正人氏
今回の決定で評価できるのは旧球団での年俸でA
(その球団の1〜3位)、B(4〜10位)、C(11位以下)に分け、
Cランクの選手は人的、金銭補償ともになくなったことだ。
そもそもFA誕生への理念は、出場機会のない控え選手の
移籍の活性化。
それが一部のトップ選手やメジャー入りを目指す者だけが
得をする制度となった。
優勝劣敗という勝負事の本質からみれば、
これまでの制度を全否定するつもりはないが、
控え選手の権利だけが置き去りにされていたのは事実だ。
もう一つ、評価できるのは、Bランク以上の選手で、
人的補償を残した点だ。
本来は米国のようにドラフト指名権とリンクさせるのが理想だが、
日本の場合、ドラフト上位=即戦力の意味合いが強く、
それではFA市場を滞らせてしまう。
今季、福地、赤松、岡本真ら人的補償で移籍した組の
活躍を考えれば、戦力均衡の意味でもこの制度を
存続させて正解だ。
ただ、依然としてメジャー移籍だけは、
日本球界の“取られ損”なのが気になる。
メジャー球団同士でFA移籍する際は、獲得球団は旧球団に
ドラフト指名権という代償を払うのに、
日本からなら“無償”で済む。
これではより日本市場がターゲットにされてしまう。
選手の売り買いにつながる方法は本来は好ましくないが、
メジャー移籍に関しては致し方がないのではないか。
前出のAランクの選手の移籍に関しては、
国内移籍と同額以上の金額が日本球団に入るようにする。
松井秀、福留、黒田クラスなら、その程度の代償を強いられても、
日本選手への欲求は薄れないだろう。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
楠山正人氏
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