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最古の球場 ハイテク化
2008年04月18日 (金) | 編集 |
大リーグの球団経営はレッドソックスやヤンキースに代表される
大都市圏を拠点とした球団と
ロイヤルズのように中小都市の球団では経営手法が異なる。
  


今年2月末、キャンプ地のフロリダ州で
ラリー・ルキーノ球団社長は日本遠征を心待ちにしていた。
レッドソックスの日本開幕戦という華やかな舞台という
だけでなく、
大きな商談を進める計画があった。  
『この遠征でパートナーとなる電機メーカーを探したい。
 日本の技術は世界一だから』―。
  
ルキーノ社長はオリオールズ、パドレスの球団トップとして
新球場建設をバネにして、観客動員数を飛躍的に伸ばした
実績を持つ。
  
彼がイメージする球場は、伝統と最先端技術の融合。
日本での商談とは本拠地・フェンウェーパークに新設予定の
大型スクリーンのメーカー選定作業だ。
『ファンのためにも、ハイテク化したい。
 もちろん、雰囲気は壊さないように』とルキーノ社長は言う。
  


2012年に開設100周年を迎える大リーグ最古の球場は、
レッドソックスの大きな財産だ。
それをどう生かして、収益増につなげていくかが、
ルキーノ社長に託されている。
  


投資家としても名高いジョン・ヘンリー氏がオーナーになった
02年以来、フェンウェーパークは毎年のように改修され、
今年も座席を増やし、レストランを新設した。
しかし、経営陣はまだ満足していない。


松坂が先発した3月25日の東京ドームでの開幕戦。
球場に姿を見せたルキーノ社長は言った。
『(電器メーカー)3社と会いました。
 まだ交渉は始まったばかりですが・・・』―。
笑顔からは確かな手応えがうかがえた。


                        読売新聞 『MLBの真実』より
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