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日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
「ほめれば伸びる」実感
2008年04月14日 (月) | 編集 |
読売新聞の『子どもの心』より。
筆者は、中学校の女性教諭です。


~中学校で~

中学1年生のA男は、私が顧問を務める運動部に所属している。
控えめで声も小さく、感情をあまり表に出さないタイプだ。

そんなA男が、無断で部活を休むことが何度かあった。
呼び出して聞くと、
『宿題を忘れて、放課後残ってやっていました』―。
担任の先生に叱られた上に、そのことを私に話すと、
また怒られると思って、黙って帰ったのだというのだ。
  

『宿題を忘れたのはよくないけれど、
 その日のうちにやろうとするのはいいことです。
 理由をきちんと連絡しにきなさい』―。
  
そう論すと、それまで無表情で立っていたA男が
涙をぽろぽろとこぼした。
私の前で彼が泣いたのは初めてのことだった。
  

それほどきつい口調で話したわけではない。
普段から様々な場面で、たくさん叱られてきたのだろうと
感じた。
  
宿題を忘れては叱られ、居残りで宿題をやるために
部活を休めばとがめられ、
帰るのが遅くなればまた家で叱られる―。
  
原因を作ったのはもちろんA男自身だから、
仕方ないことかもしれない。
だが、叱られ続ければ、立ち直ろうとする気持ちも
うせてしまうだろう。
  

この時以来、『部活を休みたい』とA男から言ってきた時は、
宿題を忘れたことは注意するが、
  
きちんと連絡をしたことは、ほめるようにした。
時間通りに部活に出てきた時は、もっとほめた。
  
するとだんだん遅刻や欠席が少なくなり、
今では、毎日部活に参加している。
チームメートとも打ち解けて、表情も明るくなってきた。


私はまだ新米教師。  
ほめて伸ばすことの大切さを教師になって初めて実感できた。  
A男はたくさん練習して、どんどんうまくなるだろう。
きっと自信に満ちた表情が見られるようになる。
私は楽しみに待っている。
  


うちの息子もそうなのですが、
上手にほめられると、調子もよくなるうえ、
自信に満ち溢れてきます。
その中で監督からの注意点を復習し、
教わったことを冷静に思い出して考え直す努力を
しているようです。
向上心も出てきているようです。
今シーズンになり指導者も、これまでのA監督から総監督に代わり、
チーム自体がとてもいいムード。
息子がチームのキーポイントを握っているよです。
そのことを本人が一番理解しているようです。

先日6年生父兄の顔合わせ会が行われ、
指導者の方々よりチームの状況や息子の今後の課題などを
主人と一緒に聞かされました。
息子のこれからの活躍を首脳陣の方々と共に
支えていきたいです。



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