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日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
米国では判定が絶対!!報復の可能性も
2007年08月30日 (木) | 編集 |
 『MLBプレスルーム』 マイナーリーグ審判 平林岳氏の
 コラムを載せたいと思います。
 前回、カネやんの質問コーナーと付随して
 取り上げてみました。
               サンケイスポーツ8/14付け


 米大リーグには日本と違う習慣があります。
 選手の審判に対する発言も、そのひとつでしょう。

 レッドソックス・松坂投手が
 『誤審をした審判に対する罰金制度の導入を提言した』
 という記事を目にしました。
 今後さらに大リーグで活躍して欲しいと願っているので
 気になりました。

 松坂投手は知っていると思いますが、野球は
 『審判の判定が全て』という規則で行われます。
 審判も人間で、勘違いもあります。
 ですが規則上は、どんな判定にも間違いはないことに
 なっているのです。
 くどいようですが、下された判定が正しく、誤審は存在
 しないものなのです。

 大リーグに限られず、米国では『規則』が最も大切に
 されます。
 退場を宣告することが多いのも、規則に従って試合を
 進行させるため。
 ですから、審判が罰金を科せられるとすれば
 誤審ではなく、退場を宣告せずに試合を長引かせた
 場合かもしれません。
 
 松坂投手の今回の発言で危惧(きぐ)しているのは、
 米国で報道されると審判から
 “報復”される可能性があることです。
 名前を挙げられた審判の判定は、
 さらに厳しくなるかもしれません。
 (本人が否定するでしょうが・・・)

 大リーグでは、例え審判による“報復行為”と思えるような
 判定があっても、ファンや球団関係者でさえ
 『審判批判をした方が悪い』という受け止め方をします。
 それほど審判はルールや大リーグ機構に守られていて、
 とても“強い存在”になっています。

 納得できない判定は多々あるでしょうが、
 審判を敵に回すような発言はしない方が賢明です。


 



 
  
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成瀬のビデオ観て勉強せい!
2007年08月30日 (木) | 編集 |
 400勝投手カネやんが、プロ野球の優勝争いのカギを
 握るのは『完投勝ちできる投手を作ることや』
 断言した。
 今月19日、ロッテ・成瀬の完封に感心したカネやんは、
 現在のセ・リーグにこそ完投が必要と強調。
 救援陣を休ませる試合を作ることを優勝の条件に挙げた。

 今回もカネやんの『ワシの話を聞きなさい』で
 球界を盛り上げていきたいと思います!!

             サンケイスポーツ8/21付けより


カネやん)強い日ハムを19日にロッテの成瀬が
完封したのには感心したなぁ。
素晴らしい技術を持っとるぞ、あの子は。
打者の反応を見て、球種や投げるコースを変えてくる。
つかみどころの無い手品師みたいなピッチャーや。
手の出どころも見えにくいし、誰が教えたんかな。  
アマ時代に、いい監督さんがおったのか?  
  

 ―成瀬・涌井(西武)・松坂(レッドソックス)は
  横浜高校出身。渡辺監督が、防球ネットをマウンドの
  すぐ両脇に立てて投げさせているのを見ました。
  
カネやん)なるほど・・・。それで分かった。その練習は
     窮屈そうに見えるが、理にかなっとるんだ。
     体を開かず、鳥が羽ばたく寸前のような形で
     タメを作ることで、力のある球を投げられるように
     なる。しかも、ひじが下がらないように
     腕を振らないと、ネットに手が当たってしまうんや。
     この練習で投げ込んだフォームだと、
     手の出どころも見えにくいし、何より疲れない。
     横浜高校の子供たちがタフなのは、
     そのフォームに秘密があるんや。
  

 ―みんな完投が多いですもんね。
カネやん)こういうのを巨人のピッチャーも勉強せにゃいかん。
     優勝のカギを握るのも、完投勝ちできる
     ピッチャーが出てくるかどうかなんや。
     ここんところ(リリーフの)上原と豊田に
     頼り切っているが、これでは2人がへばってしまう。
     高橋(尚)と内海という、いいピッチャーが
     おるんやから、少なくともどちらかが完投して、
     リリーフを休ませる試合を作らないと。

 ―2人に続く先発“第3の男”も出てきて欲しいところです。
カネやん)金刃にしても、木佐貫にしても“ホームラン病”が
     あるからな。あれは、簡単にカウントを取りにいく
     からなんだよ。いまのバッターは、ヤマを張って
     振り切ってくるから、気の入っていない球は
     確実にエジキになってしまう。
     だから『成瀬を見て勉強せい』ちゅうこっちゃ。
     あの子はヤマを張らせず、抜く球も
     全力で抜いている。
  

 ―この暑い中、最後まで投げ抜く精神力が必要ですね。
カネやん)確かに最近の暑さは、地球温暖化もあって
     尋常じゃないからな。同情はするよ。
     広島戦(15日)で、巨人の阿部が隠し球で
     アウトになったけど、あれも暑さでボーッと
     しとったんだろうな。
     広島には凪(なぎ)があって、とんでもない暑さに
     なるのはワシもよう知っとる。
     それでも、優勝を目指すチームは、どんなときでも
     集中力を切らしたらいかん。
     ワシが監督なら、一・三塁のベースコーチを
     引っぱたいちゃうがな。

 ―一発で目が覚めそうですね。
カネやん)そうよ。あと目を覚ましてくれるのが、前にも
     言ったけど『水』だな。
     トレーナーに教えられた医学的なデーター
     だけじゃなく、経験を重ねることで、いつ、
     どれくらいの量を飲むかを体で覚えておくことや。
     投げている途中、ベンチに戻ってガブガブ水を
     飲んでいるヤツを見るが、必ずノックアウト
     されとる。
そういう野球の細かい部分も
     この名人が教えていくから、若い選手、
     少年野球の子供たちはサンスポを読みなさい!!



 ≪カネやん 質問コーナー≫  
Q)プロ野球で、人間の審判制を廃止し、全てカメラによる
 ジャッジにしたらいいと思いますが。

カネやん)それはダメだな。野球は流れを切らさずにやる
     ゲームなので、相撲のように間を取ってカメラで
     確認することはできんのよ。
     それより、その金を審判の“健康管理費”に
     使って、体調万全でゲームに臨めるようにする
     ことだな。
     審判員諸君は、こういう意見が出ることを
     屈辱だと感じなくちゃ。
     もっと自己管理をきっちりして、体力をつける
     こと。
     『体力がジャッジを助ける』ということを
     もう一度よく考えてほしいな。