日々様々なスポーツ界での出来事や、気になった記事を取り上げ考えていくブログです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
友への思いが『やる気』生む
2009年05月11日 (月) | 編集 |
読売新聞 『くらし 学び』より
            ~子どもの心 中学校で~ より

中学1年のころのB男は何をするにも、のんびりしていた。
忘れ物も多く、やる気のない姿も目に付いた。
2年生になってもその姿勢に変化はなかった。

担任の私は、このままではB男は変わらないと思い、
練習の厳しい駅伝部への入部を勧めた。
季節によっては日が沈んでも練習する。
B男はしぶしぶ入部した。

顧問は『本気を出せば速くなるかもしれない』と話したが、
B男はずっと控え選手だった。
3年生になったある日、『相談がある』と
B男が私のもとにやってきた。
マネージャーになりたいという。
『前年度のマネージャーのように、みんなのためになりたい』
と話すB男。
『それもいいね。頑張って』と声を掛けると、B男は、
『なんで走らないのって、怒られるかと思った』と笑った。


翌日からマネージャーの仕事が始まった。
練習メニューを選手に告げ、マッサージもする。
選手経験のあるB男は、練習のつらさが分かる。
タイムの伸びない選手には励ましの言葉をかけた。


ある大会で、2年生のC太が正選手に選ばれ、
3年生のD男が控えに回った。
D男はショックを受け、選手発表の教室から
飛び出してしまった。


大会当日、チームのみんながD男に気を使っていた。
2年生でただ一人出場するC太は特に辛そうだ。
そのC太のそばにいてくれたのがB男だった。
それからもB男はマネージャーとして頑張り、
以前のようなやる気のない姿はなくなった。


中学最後の大会の日。
キャプテンが『B男のためにメダルを取ろう』と、
チームメートに話をし、宣言通り2位に入った。
B男の首にも銀メダルが掛けられた。


B男の将来の夢は、教師。
仲間の大切さを教えたいという。

              (筆者は中学校の女性教諭です)


先生はその子の能力をきちんと見極めてチャンスを上手に
与えています。
先生が生徒に、話しやすい環境作りをし、
心のつながりを大切にしている様子がこの文章で感じ取られました。
中学生活は人生の中で将来を左右する、
経験を活かす大事な時期だと思います。

息子も4月から中学生になり、毎日様々な変化が起きています。
その中で学び得ることもたくさんあるようです。
私は息子の話を聞いて楽しむことで、
息子の成長を確認できることに幸せを実感させられます。
スポンサーサイト
言葉 勇気にも凶器にも
2009年05月10日 (日) | 編集 |
エッセイスト 岸本葉子さんのコラムを今回は紹介します。
言葉の持つ意味を、エッセイストとして分かりやすく
答えていました。


言葉の持つ力は思った以上に大きい。
そのことに改めて気づいたのは、がんになった後、
ある女友達からもらった励ましの手紙の一文でした。
  

『あなたの笑顔がどんな時も曇ることがないように
 祈っています』―。
  

就職した保険会社を辞め、
文章を書く仕事一筋で順調だったさなかに病気になり、
うつむき加減になっていた気持ちが励まされました。
がんという事実は変えられないけど、命があるだけでも、
と思えるようになりました。
  


温かい言葉を共有できたらと一昨年4月、
同じくがんを経験した仲間2人と一緒になって、
がんや難病を抱えて生きる人の希望をはぐくむ活動
『HOPE★プロジェクト』を始めました。
その一つが、メッセージを公募する
『希望の言葉を贈りあおう』という企画でした。
  

3ヶ月で全国から約200作品が集まりました。
一昨年11月、その中から65作品を選び、
『ちょっとだけ凹んでいるあなたへ』という本にまとめて
出版しました。
  

『自分の信じる道をまっすぐに進めばいいよ』
『生きていてくれてありがとうね』―。

素朴な言葉ですが、読む度に力がわいてきます。


今、子供たちがインターネット上で友達を中傷する
問題が起きています。
言葉には人を勇気付ける力もありますが、
反対に人を傷つける凶器にもなります。
ただ、相手に言った汚い言葉は必ず自分に返って来ます。
言葉には『言霊』というように本当に不思議な力があるんです。

                        (聞き手 板垣茂良)

言葉のパワーは絶大で、
日々、悩んでいることを解決してくれる方法の一つは
『言葉』だと思います。
人の言葉に耳を傾ける努力をすると、
すぐに解決できます。
私もつい最近、ある経験をしました。

生真面目なところがある私は、ある一人の人との
人間関係で思い悩んでいました。
かなり重大な悩みで、3月には体調も崩してしまいました。
掛かり付けの病院の先生には
『ストレスからくる気管支炎だね。
 ゆっくり休みなさいよ。気が張りすぎかもよ』と言われ、
1ヶ月間心の休養を取りました。
その時、ある番組で私の好きな女優さんがドキュメンタリーに
出演されていて、
(めったにテレビ番組には出演されない方です)
その方の素顔が思い存分、画面上に映し出された姿を見て、
心が安らぎました。
帯同していたインタビュアーが
『なんでこんなに自然体でいられるのですか?』
と聞くと彼女は
『白のままの私が私なんです』―。

女優は色々な役柄をこなさなければなりません。
自分の色を持つと、役に入れない。
それ以前に彼女は本当に欲が無い方で、純粋そのもの。

『ゼロの自分が好き』―。

そうだ、ゼロの気持ちで人と接すれば楽なのかもしれない・・・
そう思いました。
相手に対しての何の情報もいらない。
まっさらな気持ちで相手と接することが出来れば
気が楽になるかも、と。

『あの人苦手』『この人変なウワサあるから近寄れない』などなど。
不必要な情報を持っていると、顔に出てしまいがち。
生真面目で不器用な私に課せられた問題は
これで解決しました。


息子は日々、野球を頑張っています。
できることを続けています。
そんな息子へ昨日、とてもいい言葉をCMで聞いたので
ここで紹介します。
イチローのCMで、彼は毎日、同じことを繰り返している・・・
ナゼ続けるのか・・・という質問にイチローはこう答えていました。

『確かな1歩の積み重ね』―。

着実に無駄の無い確かな1歩を積み重ねることで、
偉業を成し遂げられるのです。

誰でも出来ることです。
少しずつでもいいと思います。
目標を持ち前に進む。
何でも試してみる。
人の言葉をよく聞く。

私が息子にいつも話している言葉です。
全盲の先生 普通高で創意工夫
2009年05月08日 (金) | 編集 |
埼玉県の長瀞(ながとろ)町立長瀞中学校に勤務する全盲の教師、
新井淑則さん(46)に昨年夏休み、
教え子達の感想が吹き込まれた声の便りが届いた。
『先生が努力しているから私も負けずにやりたい』―。
ハンディを克服して15年ぶりに普通中学校の教壇に
復帰してから4ヶ月。
生徒達は、新井さんから生きる力を学び取っていた。

『目が見えないのに黒板に字が書けてすごい』―。
『宮沢賢治の「オツベルと象」の授業で、
 象の泣き声の読み方が情感がこもっていてすごかった』―。
国語の授業を受け持つ1年生82人がつづった1学期の感想文を
音訳ボランティアが吹き込んだICレコーダー。
新井さんは手厳しい意見も覚悟していたが、
感謝や驚きの声ばかり。
文章の切れ目が分かりにくい点字の教科書を
何百回も音読して授業に臨んだことを思い起こし、
目頭が熱くなった。


網膜剥離で右目を失明し、1993年に養護学校へ移った。
その後に左目の視力も悪化して休職。
リハビリを重ね、養護学校や盲学校経て去年4月、
普通中学校への復職を果たした。
生徒に名前と自己紹介をレコーダーに吹き込んでもらい、
名前と声が一致するまで何回も聴いた。
生徒の机の裏に点字テープの名前を張り付けた。
板書では、磁石のついた定規をけい線代わりに使う。


1年の小沢優一君(12)は、
『りんごを剥いて見せてくれたのには驚いた。
 障害者への意識が変わった』―。
野口静香さん(12)も
『先生を助けたくて、より積極的に勉強するようになった』と言う。
新井さんが副顧問を務める文化部の生徒達は、
夏休みに絵本の点字に取り組んだ。
高田忠一校長(55)は、
『子ども達が思いやりを持つようになった』と話す。


新井さんは、生徒達の表情が見えないもどかしさも感じている。
それでも、
『教えることは楽しい』と、
生徒達の元気な声を聞くのを心待ちにしている。
『みんなのため』で自信回復
2009年05月07日 (木) | 編集 |
読売新聞 『くらし 学び』より

~子どもの心~

中学2年のA男は、新クラスの学級委員になった。
進級してすぐ、誰が学級委員にふさわしいのか
よく分からない時期。
近くの席の子が、授業中に進んで挙手をするA男を推薦し、
A男もなんとなく引き受けた。

学級会の司会をする学級委員は、元気のいい子の意見ばかりが
通らないよう、全体に気を配らなければならない。
が、A男は、『なんで俺を当ててくれないのか』という
一部の声に押されてうまく仕切れない。
掃除の時間には、友達とふざけていて
掃除担当の教師から注意をされ、クラスでも
『頼りない学級委員』と言われることがあった。


自信をなくしてきたA男が
『学級委員は何をすればいいのか分からない。
 僕にはできない』と言い出した。
終礼の時、隣のクラスからいつも学級委員の大きな声が
聞こえてくる。
元気のいい子にも、掃除をさぼっている子にも、
毅然と対応している。
それに比べ自分は・・・と弱気になっていた。


そんなA男に私は、
『リーダーは先頭に立つことも大切だけど、
 みんなが気持ちよく学校生活を送れるように考えて動くことが
 一番大事なんじゃないかな』と話をした。
次の日からA男は、終礼が終わった後、
黒板をきれいに拭き始めた。
毎日、黒板をきれいにしてからクラブ活動に行く。
それからは、生徒の机が乱れることも、
教室にゴミが落ちていることも少なくなった。
日直の生徒も、授業の合間に黒板をきれいにすることが
当たり前になった。

時々、教科の先生が
『このクラスの黒板はきれいだな』と褒めてくれる。
そんな時は、クラスのみんながA男の方を見て微笑むそうだ。
毎日欠かさず黒板を拭くA男をみんなが認め、
『頼りない』とも言わなくなった。
これからのA男の活躍が楽しみだ。

                 ◇筆者は中学校の女性教諭です◇


言葉で伝わらなければ態度で示す・・・。
先生のアシストも素晴らしかったと思います。
『みんなのため』にもう一度、周りを見渡して、自分のすべき事を
考えて行動、実行することは大切なことですね。
すごいことをしなくてもいいと思います。
できることで。そして、
その姿はみんなに認められ、クラスの雰囲気も良くなる事でしょう。
時には待ってでも・・・
2009年05月03日 (日) | 編集 |
今朝のサンケイスポーツに、
とてもいい記事が載せられていました。
取り上げてみたいと思います。
                   『甘口辛口』より


『きずな』などをテーマに全国で講演活動もしている
女性歌手から先月、こんな話を聞いた。
『和歌山の男子高校に歌と講演に行った時のことなんだけどね。
 おばさんだからかな、
 会場の男子生徒は何を話しても静まり返っている。
 仕方がないので壇上から降りて、
 「将来、どんな仕事をしたい?」と聞いてみたの』―。

すると1人の生徒が突然、立ち上がった。
『でも、マイクを向けても、何にもしゃべらない。
 ただ、目を見開いて何か話したそうにしているの。
 そのままじっと3分は待ったかしら』―。
そして、生徒はゆっくりと、だが力強くこう言ったという。
『ぼ、ぼくは・・・将来・・・人に夢を・・・与えられるような
 仕事をしたいと思います』―。


周りの生徒は弾かれた拍手し、教師たちの中には
泣き出す人もいた。
それからは、和やかな雰囲気に。
講演後、教師の一人から、こうねぎらわれたという。
『あの子は気が弱くていじめられやすく、
 人前で話すことができないんです。
 さっきも周りから、はやしたてられて、無理やり立たされた。
 でも、きょうから、あの子はヒーローです。
 ありがとうございました』―。


歌手の名は大阪で通天閣の歌姫と呼ばれる叶れい子(42)。
かつてNHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』の登場人物
オーロラ輝子のモデルになり、
『夫婦道』のヒットでも知られる。
先天性右足脱臼で歩行にやや難があるが、数年前、
著書『お母ちゃん生んでくれてありがとう』(青幻舎刊)を出してから、
学校や福祉施設での講演も多数、舞い込んでいる。


時には待ってでも、人の話はじっくり聞く。
教育現場に限らず、大事なことを改めて学んだ気がする。

                           ~森岡真一郎氏~