2008年08月09日 (土) | 編集 |
『引退』を口にしたとたん、力士は2度と本場所の土俵に
上がれなくなる。
『相手に失礼』になるからだ。
オリックスの清原は1軍復帰前日の会見で、
『今の状態なら来季はグラウンドに立てない』と
事実上の引退を表明した。
それでも翌3日のソフトバンク戦では7回に代打で登場し、
大隣の直球に空振りの三振に終わった。
大隣は『変化球が放れる雰囲気ではなかった』といい、
すべて直球を投げたとか。
相手投手は、さぞやりにくいことだろう。
関西では、根強い人気を誇る清原だけに3万人のファンが
集まったが、さすがに
『これ以上、晩節を汚さないで・・・』との声も聞かれたという。
5月にオリックス・コリンズ前監督が突然辞任した後、
清原の来季監督就任説が流れた。
型破りの監督になるかもしれず、
それも面白いのではないかと思っていたら、
ヘッドコーチから昇格した大石監督代行の『代行』が
今月初めにとれ、来季まで指揮を取ることも決まった。
これで来季の清原監督の目はなくなった。
サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏はこう語る。
『野球選手は辞める前に、いろんな話はあっても
一度ユニホームを脱いだら先のことはわからない。
清原がいい悪いは別にして、スーパースターには、
次のステップへどう進むかの難しさがあるあろう。
いまの清原は次の人生うを模索する苦しみが、顔に出ている
感じだ』―。
先日、PL学園時代の同期生、桑田真澄氏との打撃練習が
話題になった。
芝居がかっていて、いかにも清原らしかったが、
肝心のグラウンドでこのまま尻すぼみに終わっては男がすたる、
というものだろう。
もう一暴れして、悔いなく次のステップに進んでもらいたいものだ。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
今村忠氏
今、高校野球が開催されています。
NHKでは、次の試合に入る前に、90回記念として
第1回からの決勝戦が紹介されています。
昨日、今日と大会65〜68回が紹介されて、
PL時代の清原のホームランを久々に目の当たりにしました。
カキ〜ンという鋭いバッティング。
今の高校生スラッガーを見慣れていた私には、
衝撃でした。
こんなホームラン、打っていたんだ!!
改めてすごいバッターだったんだな、と
清原の凄みを思い知らされました。
そんな野球小僧も、引退を口にする歳になったのですね。
私も同じ世代として、高校から見続けていた
野球ファンの一人として、
今後の行く末には注目していますが、
いつまでもいい意味の“番長”でいて欲しいです。
プロ野球界の。
上がれなくなる。
『相手に失礼』になるからだ。
オリックスの清原は1軍復帰前日の会見で、
『今の状態なら来季はグラウンドに立てない』と
事実上の引退を表明した。
それでも翌3日のソフトバンク戦では7回に代打で登場し、
大隣の直球に空振りの三振に終わった。
大隣は『変化球が放れる雰囲気ではなかった』といい、
すべて直球を投げたとか。
相手投手は、さぞやりにくいことだろう。
関西では、根強い人気を誇る清原だけに3万人のファンが
集まったが、さすがに
『これ以上、晩節を汚さないで・・・』との声も聞かれたという。
5月にオリックス・コリンズ前監督が突然辞任した後、
清原の来季監督就任説が流れた。
型破りの監督になるかもしれず、
それも面白いのではないかと思っていたら、
ヘッドコーチから昇格した大石監督代行の『代行』が
今月初めにとれ、来季まで指揮を取ることも決まった。
これで来季の清原監督の目はなくなった。
サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏はこう語る。
『野球選手は辞める前に、いろんな話はあっても
一度ユニホームを脱いだら先のことはわからない。
清原がいい悪いは別にして、スーパースターには、
次のステップへどう進むかの難しさがあるあろう。
いまの清原は次の人生うを模索する苦しみが、顔に出ている
感じだ』―。
先日、PL学園時代の同期生、桑田真澄氏との打撃練習が
話題になった。
芝居がかっていて、いかにも清原らしかったが、
肝心のグラウンドでこのまま尻すぼみに終わっては男がすたる、
というものだろう。
もう一暴れして、悔いなく次のステップに進んでもらいたいものだ。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
今村忠氏
今、高校野球が開催されています。
NHKでは、次の試合に入る前に、90回記念として
第1回からの決勝戦が紹介されています。
昨日、今日と大会65〜68回が紹介されて、
PL時代の清原のホームランを久々に目の当たりにしました。
カキ〜ンという鋭いバッティング。
今の高校生スラッガーを見慣れていた私には、
衝撃でした。
こんなホームラン、打っていたんだ!!
改めてすごいバッターだったんだな、と
清原の凄みを思い知らされました。
そんな野球小僧も、引退を口にする歳になったのですね。
私も同じ世代として、高校から見続けていた
野球ファンの一人として、
今後の行く末には注目していますが、
いつまでもいい意味の“番長”でいて欲しいです。
プロ野球界の。
2008年08月08日 (金) | 編集 |
『丸刈り』の強制は人権擁護上いかがなものかと一時、
野球部員の頭髪をスポーツ刈りなど長めにする
高校が多かった。
しかし、甲子園大会をテレビで見ている限り、
まだまだ『丸刈り』は球児の代名詞として健在のようだ。
日本の高野連が実施した全国4128の加盟校実態調査に
よると、約7割(69.2%)が『丸刈り』に決めている。
これも高校野球の体質の古さの表れと思いきや、
5年に1度のこの調査では、意外な結果が出ている。
急速に自由化が進んだ10年前(98年)は
『丸刈り限定』は31%に過ぎなかった。
5年前は46.4%に戻し今回また増えた。
旧態依然の7割ではなく復活の7割。
どちらにせよ高野連としては好ましい数字だろう。
巨人・ニ岡のおわびの丸刈りはサマにならないが、
サッカーのベッカムの丸刈りはインパクトがあった。
芸能人にも丸刈りが増え、個性を表現するファッションとして
若者に受け入れられているという。
野球部員が進んで丸刈りを選択する学校もあるとかで、
『強制うんぬん』の時代とは抵抗感で差異があるらしい。
そんな中で松商学園との古豪対決を制し、
46年ぶりに夏の甲子園で勝ち名乗りを上げた慶応の長髪は
目立った。
長髪と言っても清潔感がある。
今春の選抜の初戦敗退後、打撃力向上を目指して
鍛えぬいた半面、監督と選手がベンチでハイタッチを交わす、
のびのびとしたムードも好感が持てた。
『(頭髪は)特に取り決めず長髪も可』という学校は15.5%
(626校)。
甲子園は無縁でも、部活として楽しむ姿が思い浮かぶ。
そんな少数派の代表として、慶応伝統の
“エンジョイ・ベースボール”のよさをもっと見せてもらいたい。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
今村忠氏
勇汰も先月のL杯予選大会1日目不発だったので、
試合から帰って来てすぐさま『丸刈り』にしてしまいました、私が。
生まれて初めての『丸刈り』。
気持ちを入れ替えて欲しかったのと、反省の意を込めて。
そしたら次の日、大活躍!!
『気分がイイよ、お母さん!!
これ、気に入った!!』
と、気合入りまくりでした。
残念ながら、決勝トーナメントには勝ち進みましたが、
2回戦敗退してしまいました。
勇汰は自分の仕事をきっちり果たし、
3番ショートで出場、2打数2安打の活躍でした。
今シーズン前半はもう試合はありませんが、
毎朝のランニング、夜のバッティング、素振りは
毎日こなしています。
秋からの大会はチームの為に、全力でプレーするため、
今年の夏は大事にしていきたいと言っていました。
将来の甲子園球児目指して!!
野球部員の頭髪をスポーツ刈りなど長めにする
高校が多かった。
しかし、甲子園大会をテレビで見ている限り、
まだまだ『丸刈り』は球児の代名詞として健在のようだ。
日本の高野連が実施した全国4128の加盟校実態調査に
よると、約7割(69.2%)が『丸刈り』に決めている。
これも高校野球の体質の古さの表れと思いきや、
5年に1度のこの調査では、意外な結果が出ている。
急速に自由化が進んだ10年前(98年)は
『丸刈り限定』は31%に過ぎなかった。
5年前は46.4%に戻し今回また増えた。
旧態依然の7割ではなく復活の7割。
どちらにせよ高野連としては好ましい数字だろう。
巨人・ニ岡のおわびの丸刈りはサマにならないが、
サッカーのベッカムの丸刈りはインパクトがあった。
芸能人にも丸刈りが増え、個性を表現するファッションとして
若者に受け入れられているという。
野球部員が進んで丸刈りを選択する学校もあるとかで、
『強制うんぬん』の時代とは抵抗感で差異があるらしい。
そんな中で松商学園との古豪対決を制し、
46年ぶりに夏の甲子園で勝ち名乗りを上げた慶応の長髪は
目立った。
長髪と言っても清潔感がある。
今春の選抜の初戦敗退後、打撃力向上を目指して
鍛えぬいた半面、監督と選手がベンチでハイタッチを交わす、
のびのびとしたムードも好感が持てた。
『(頭髪は)特に取り決めず長髪も可』という学校は15.5%
(626校)。
甲子園は無縁でも、部活として楽しむ姿が思い浮かぶ。
そんな少数派の代表として、慶応伝統の
“エンジョイ・ベースボール”のよさをもっと見せてもらいたい。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
今村忠氏
勇汰も先月のL杯予選大会1日目不発だったので、
試合から帰って来てすぐさま『丸刈り』にしてしまいました、私が。
生まれて初めての『丸刈り』。
気持ちを入れ替えて欲しかったのと、反省の意を込めて。
そしたら次の日、大活躍!!
『気分がイイよ、お母さん!!
これ、気に入った!!』
と、気合入りまくりでした。
残念ながら、決勝トーナメントには勝ち進みましたが、
2回戦敗退してしまいました。
勇汰は自分の仕事をきっちり果たし、
3番ショートで出場、2打数2安打の活躍でした。
今シーズン前半はもう試合はありませんが、
毎朝のランニング、夜のバッティング、素振りは
毎日こなしています。
秋からの大会はチームの為に、全力でプレーするため、
今年の夏は大事にしていきたいと言っていました。
将来の甲子園球児目指して!!
2008年08月07日 (木) | 編集 |
女子ソフトボール日本代表・ピッチャー・上野由岐子(25)。
上野には『魔球』がある。
速球の握りで速球を投げているのに、
打者の手元で突然変化する。
沈んだり、右や左に曲がったり、浮き上がったり。
『意識して投げられれば最高なんですけど』―。
本人ですら、いつ、どう変化するか分からないのだから、
確かに魔球だ。
上野の球を6年間捕り続け、所属チームでも代表でも
バッテリーを組む乾絵美が、こう表現する。
『練習では、きれいな回転の速球がミットを構えたところに
ちゃんとくる。
試合になり、強敵とか、厳しい場面になると、急に動く』―。
上野の気合の入り具合と、変化の度合いが比例するという。
鍛えられた体と打たれたくない思いが、
本人の意識とは別のところで、ボールに変化を
与えてしまうのかもしれない。
投球の微妙さ、奥の深さを思い知らされる。
世界最速を誇る上野の速球が、手元で予測できない
方向に曲がるのだ。
『捕るのは大変。
まばたきができないから、目が疲れる。
最近、その変化が鋭くなった気がする』と乾。
『打たれないという感覚がある時は、絶対に打たれない』と、
エースは力強く言い切る。
8月12日、五輪初戦の相手は前回銀メダルの豪州。
4年前に日本は初戦で当たり、
上野は打ち込まれて負け投手になった。
五輪初登板で洗礼を浴びた苦い思い出。
『初戦が豪州と決まった時、
神様が自分に試練をくれたんだと思った。
正直、投げたい。
アテネ五輪の悔しさをぶつけたい』―。
4年間で最も変わったのは、
『自分の球を信じることができるようになった』―。
捕手の乾は
『自分が全てを背負うという、覚悟みたいなものを感じます』―。
球に魂を込める―。
決して言葉のアヤではない。
上野の魔球は、北京でどんな変化をするのだろうか。
読売新聞 『北京へ 主役(5)』より
三橋信氏
上野には『魔球』がある。
速球の握りで速球を投げているのに、
打者の手元で突然変化する。
沈んだり、右や左に曲がったり、浮き上がったり。
『意識して投げられれば最高なんですけど』―。
本人ですら、いつ、どう変化するか分からないのだから、
確かに魔球だ。
上野の球を6年間捕り続け、所属チームでも代表でも
バッテリーを組む乾絵美が、こう表現する。
『練習では、きれいな回転の速球がミットを構えたところに
ちゃんとくる。
試合になり、強敵とか、厳しい場面になると、急に動く』―。
上野の気合の入り具合と、変化の度合いが比例するという。
鍛えられた体と打たれたくない思いが、
本人の意識とは別のところで、ボールに変化を
与えてしまうのかもしれない。
投球の微妙さ、奥の深さを思い知らされる。
世界最速を誇る上野の速球が、手元で予測できない
方向に曲がるのだ。
『捕るのは大変。
まばたきができないから、目が疲れる。
最近、その変化が鋭くなった気がする』と乾。
『打たれないという感覚がある時は、絶対に打たれない』と、
エースは力強く言い切る。
8月12日、五輪初戦の相手は前回銀メダルの豪州。
4年前に日本は初戦で当たり、
上野は打ち込まれて負け投手になった。
五輪初登板で洗礼を浴びた苦い思い出。
『初戦が豪州と決まった時、
神様が自分に試練をくれたんだと思った。
正直、投げたい。
アテネ五輪の悔しさをぶつけたい』―。
4年間で最も変わったのは、
『自分の球を信じることができるようになった』―。
捕手の乾は
『自分が全てを背負うという、覚悟みたいなものを感じます』―。
球に魂を込める―。
決して言葉のアヤではない。
上野の魔球は、北京でどんな変化をするのだろうか。
読売新聞 『北京へ 主役(5)』より
三橋信氏
2008年08月06日 (水) | 編集 |
ママになっても、谷亮子は『YAWARA』であり続ける。
6月末、『高地トレーニング』と称して富山・立山連峰を訪れた。
『あっ、ヤワラちゃんだ!』とカメラを構える観光客に、
嫌な顔ひとつせず笑顔を送った。
親しみやすさは、鮮烈なデビューを果たした15歳の時と
少しも変わらない。
本番まであとわずかと迫り、多くの選手にピリピリムードが
漂い始めた。
だが、5度目の出場となる谷は、逆にその雰囲気を
楽しんでいるかのようだ。
『去年はやっと授乳が終わったとか、
そんな話をしていたんですよね。
今思えば、あの時はアスリートの体じゃなかった。
でも、今は違います』―。
子育てを経てパワーアップした自信が、言葉の端々にうかがえる。
単なる虚勢でないことは、日々の練習を見ても分かる。
強化合宿でも、若手選手が音を上げるのを横目に、
激しい乱取りを休みを入れずに何本もこなす。
トレーニングのでの持久力の強さも抜群だ。
谷がこんな話をしたことがある。
『長年やっていると、柔道の練習だけでは
それほど息が上がらないんです』―。
もう柔道は極め尽くした?
それは違うだろう。
更なる高みを目指すためには、柔道にとどまらない総合的な
身体能力を高めなければいけないことを感じているのだ。
今、最も重要視しているのが、畳の上以外でのトレーニング。
福岡の実家にあるトレーニング施設や砂浜でのダッシュによる
走力強化などを通し、想定外の攻撃を繰り返す外国選手に対する
反応力を研ぎ澄ます。
『自分の中にある色々な感覚や能力を目覚めさせたい』―。
これが一番の狙いだ。
『シドニーは念願の金。アテネでは完璧な勝利』と振り返る谷は、
『北京ではこの二つを上回る金メダルを取る!』と宣言する。
8月9日、柔道家の枠を超えた『アスリート・谷亮子』が
世界を席巻するのか−。
読売新聞 『北京へ・主役(6)』より
上村邦之氏
6月末、『高地トレーニング』と称して富山・立山連峰を訪れた。
『あっ、ヤワラちゃんだ!』とカメラを構える観光客に、
嫌な顔ひとつせず笑顔を送った。
親しみやすさは、鮮烈なデビューを果たした15歳の時と
少しも変わらない。
本番まであとわずかと迫り、多くの選手にピリピリムードが
漂い始めた。
だが、5度目の出場となる谷は、逆にその雰囲気を
楽しんでいるかのようだ。
『去年はやっと授乳が終わったとか、
そんな話をしていたんですよね。
今思えば、あの時はアスリートの体じゃなかった。
でも、今は違います』―。
子育てを経てパワーアップした自信が、言葉の端々にうかがえる。
単なる虚勢でないことは、日々の練習を見ても分かる。
強化合宿でも、若手選手が音を上げるのを横目に、
激しい乱取りを休みを入れずに何本もこなす。
トレーニングのでの持久力の強さも抜群だ。
谷がこんな話をしたことがある。
『長年やっていると、柔道の練習だけでは
それほど息が上がらないんです』―。
もう柔道は極め尽くした?
それは違うだろう。
更なる高みを目指すためには、柔道にとどまらない総合的な
身体能力を高めなければいけないことを感じているのだ。
今、最も重要視しているのが、畳の上以外でのトレーニング。
福岡の実家にあるトレーニング施設や砂浜でのダッシュによる
走力強化などを通し、想定外の攻撃を繰り返す外国選手に対する
反応力を研ぎ澄ます。
『自分の中にある色々な感覚や能力を目覚めさせたい』―。
これが一番の狙いだ。
『シドニーは念願の金。アテネでは完璧な勝利』と振り返る谷は、
『北京ではこの二つを上回る金メダルを取る!』と宣言する。
8月9日、柔道家の枠を超えた『アスリート・谷亮子』が
世界を席巻するのか−。
読売新聞 『北京へ・主役(6)』より
上村邦之氏
2008年08月01日 (金) | 編集 |
イチローの日米合わせての3000本安打は、
よくぞ積み上げたと感服する。
これまでの日本のプロ野球で3000本安打を達成したのは、
3085本の日本記録を持つ張本勲(元東映、巨人など)
ただ一人で大リーグでも27人しかいない。
順調にいけば、来季の序盤で張本の安打数を上回る
可能性が高いという。
こんな偉大な記録にケチをつける気は毛頭ないが、
どうも『日米通算』という言い方が気になる。
1977年、王貞治(ソフトバンク監督)が本塁打で
ハンク・アーロンの755本を更新し、日本国内では、
『世界記録』と大騒ぎになった。
しかし、米国ではレベルの差、日本の球場の狭さなどから
世界記録とは認めなかった。
それから30年以上たって日米の差は急速に縮まったとはいえ、
試合数、投手力など まだまだ条件はかなり異なる。
そこに日本での記録を持ち込むこと自体無理がある。
イチローは日本で1278安打しているが、
海を渡った時点でルーキーであり、
新人王の資格もあるくらいだから、記録もリセットされて
然るべきだろう。
本紙専属評論家の江本孟紀氏はこう話す。
『3000本は努力の積み重ねの結果で、頭が下がる。
しかし、アメリカはアメリカ、日本では日本で、
なんでも一緒にするのはナンセンス。
あくまでも参考記録で、まだ恵まれない時期に達成した
張本さんだって、
そういうカウントの仕方で抜かれたら怒るだろう』―。
広辞苑によると、
『通算』は全体をひっくるめての計算。
日本での記録に条件は異なるが米国の記録を加算した、
という意味では『合算』が正しい表現ではないか。
『祝日米合算3000本安打』―。
小欄ではあえて、そう祝福したい。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
今村忠氏
史上最多4256安打を記録に持つピート・ローズ氏も
こう語っている。
『自分の方が体が大きいから、もっとバットを強く振っていたし、
長打も多いはずだ。
イチローのような打撃スタイルで足もあれば、
5000安打していいだろうね。
僕が長く現役を続けられた秘訣は、
決して(現状に)満足しないことだ。
そして体調を常に整えておくこと。
現役時代から酒もたばこもやらなかった。
今じゃ当たり前だけど、当時は両方とも好きな選手が
多かったからね』―。
イチローの殿堂入りについては、
『野球が最も難しいスポーツといわれる理由を知っているかい?
10回中7回失敗しても殿堂に入れるスポーツなんて
他にないからさ。
アメフトのQBのパスや、バスケットのシュートで成功率が
30%だったら、ベンチにも入れない。
だから10年プレーして3割以上打ったら、
その資格は十分にある』―。
イチローの記録の価値の高さを誰よりも理解しているのは
チームメイトの城島選手。
『日本に来た米国人が日本人より高い打率を残したかというと、
ごくまれ。
その反対に、イチローさんは誰よりも高い数字をアメリカで
出しているんだから、認めざるを得ない。
こんな大記録に知り合いを誰も呼んでいない。
周りがスゴイと思っている記録を、
当たり前だと思っているのがスゴイ!
僕なら友達をいっぱい呼びますけどね』―。
日米通算の記録だから、米メディアは、決して大きく
扱っていない。
価値について、様々な議論もある。
イチローもそれは分かっていて、議論が起こること自体は、
受け入れている。
ただ、日本でのヒットを軽く見る声には、こう反論する―。
『アメリカでの安打ペースの方が早い。
日本の方がレベルが高いんじゃないの、
と言い返せる』―。
951試合で1278安打、1試合あたり1.34本だった
日本時代に比べ、メジャーでは、
1224試合で1723本を放った。
1試合あたり1.41本と量産ペースが上がっているのだ。
『それが武器。
ちょっと誇りにしている』―。
また、議論を起こしたことについては、
『最初は気持ちいい。
議論を巻き起こす自分が、そこにいるというのは、
悪い気はしない』―。
例のない記録を打ち立てる者のみが言える言葉だ。
よくぞ積み上げたと感服する。
これまでの日本のプロ野球で3000本安打を達成したのは、
3085本の日本記録を持つ張本勲(元東映、巨人など)
ただ一人で大リーグでも27人しかいない。
順調にいけば、来季の序盤で張本の安打数を上回る
可能性が高いという。
こんな偉大な記録にケチをつける気は毛頭ないが、
どうも『日米通算』という言い方が気になる。
1977年、王貞治(ソフトバンク監督)が本塁打で
ハンク・アーロンの755本を更新し、日本国内では、
『世界記録』と大騒ぎになった。
しかし、米国ではレベルの差、日本の球場の狭さなどから
世界記録とは認めなかった。
それから30年以上たって日米の差は急速に縮まったとはいえ、
試合数、投手力など まだまだ条件はかなり異なる。
そこに日本での記録を持ち込むこと自体無理がある。
イチローは日本で1278安打しているが、
海を渡った時点でルーキーであり、
新人王の資格もあるくらいだから、記録もリセットされて
然るべきだろう。
本紙専属評論家の江本孟紀氏はこう話す。
『3000本は努力の積み重ねの結果で、頭が下がる。
しかし、アメリカはアメリカ、日本では日本で、
なんでも一緒にするのはナンセンス。
あくまでも参考記録で、まだ恵まれない時期に達成した
張本さんだって、
そういうカウントの仕方で抜かれたら怒るだろう』―。
広辞苑によると、
『通算』は全体をひっくるめての計算。
日本での記録に条件は異なるが米国の記録を加算した、
という意味では『合算』が正しい表現ではないか。
『祝日米合算3000本安打』―。
小欄ではあえて、そう祝福したい。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より
今村忠氏
史上最多4256安打を記録に持つピート・ローズ氏も
こう語っている。
『自分の方が体が大きいから、もっとバットを強く振っていたし、
長打も多いはずだ。
イチローのような打撃スタイルで足もあれば、
5000安打していいだろうね。
僕が長く現役を続けられた秘訣は、
決して(現状に)満足しないことだ。
そして体調を常に整えておくこと。
現役時代から酒もたばこもやらなかった。
今じゃ当たり前だけど、当時は両方とも好きな選手が
多かったからね』―。
イチローの殿堂入りについては、
『野球が最も難しいスポーツといわれる理由を知っているかい?
10回中7回失敗しても殿堂に入れるスポーツなんて
他にないからさ。
アメフトのQBのパスや、バスケットのシュートで成功率が
30%だったら、ベンチにも入れない。
だから10年プレーして3割以上打ったら、
その資格は十分にある』―。
イチローの記録の価値の高さを誰よりも理解しているのは
チームメイトの城島選手。
『日本に来た米国人が日本人より高い打率を残したかというと、
ごくまれ。
その反対に、イチローさんは誰よりも高い数字をアメリカで
出しているんだから、認めざるを得ない。
こんな大記録に知り合いを誰も呼んでいない。
周りがスゴイと思っている記録を、
当たり前だと思っているのがスゴイ!
僕なら友達をいっぱい呼びますけどね』―。
日米通算の記録だから、米メディアは、決して大きく
扱っていない。
価値について、様々な議論もある。
イチローもそれは分かっていて、議論が起こること自体は、
受け入れている。
ただ、日本でのヒットを軽く見る声には、こう反論する―。
『アメリカでの安打ペースの方が早い。
日本の方がレベルが高いんじゃないの、
と言い返せる』―。
951試合で1278安打、1試合あたり1.34本だった
日本時代に比べ、メジャーでは、
1224試合で1723本を放った。
1試合あたり1.41本と量産ペースが上がっているのだ。
『それが武器。
ちょっと誇りにしている』―。
また、議論を起こしたことについては、
『最初は気持ちいい。
議論を巻き起こす自分が、そこにいるというのは、
悪い気はしない』―。
例のない記録を打ち立てる者のみが言える言葉だ。





